カテゴリ:車
二日目。 本日はフロントブレーキだ。 パッドだけ交換したいところだが、コレまでの流れだと、おそらくキャリパーピストンにダメージを負っている可能性が大。 ということで、事前にシールキットとピストンを購入しておいた。 めんどくさいのでオーバーホールはしたくないのだが、バラしてから後悔するのも嫌だ。 キャリパーを外す。 キャリパーボルトはとんでもなく固く締まっていることが多い。 今回も1/2ラチェットではびくともしなかったので、奥の手を使う。 俺にこの手を使わせるとは、やるな! オリャーーー!! 3/4ラチェット。コレで緩まないボルトは無い、、ほぼ無い。 速攻で外れた。 ちなみに、締める時は1/2で力いっぱい締める。 新人の時にベテラン先輩にそう指示されて、「ボルトが壊れないか心配だ」と言ったら、「お前の力でそのボルトがねじ切れるわけないやろ。出来たら100万やるわ~」と言われたのを憶えている。 ねじが壊れる心配よりも、締めが弱くて緩んでしまう心配をしろ、ということだったかな。テーパーで勘合しているわけでもないので、外せなくなることも無い。 パッドを外してピストン部を見ると・・・ やっぱりボロボロ。 錆が出まくっている。 これはあれかな、一度もオーバーホールされてないパターンかね。 何度も言うが30年近くトヨタディーラーで整備されてきた車だ。 よくこれで車検の整備代金取れたなーと呆れる。 ピストンをバラす。 4ポッドなので、どうやって外すのかちょっと悩んだが、エアーを使って一つ外してはグリスを塗って再度組み、というのを四回繰り返して、最後はプライヤーでグリグリっと外した。 キャリパーピストンツールを購入してあったので、ピストン固定の調整が非常に楽だった。 組み込みだけでなく、外す時にも活躍するとは、嬉しい誤算だな。 ピストンは交換するのでいいとして、シリンダーにも錆が浮いていたので、耐水ペーパーで軽く磨いておく。 汚れはブレーキクリーナーを当てながらブラシで磨いていく。 この程度の清掃で完了とする。 しんどいので、ピカピカにまではしないのだ。 ピストンを組んでいく。 特に難しいポイントは無い。シールを入れてピストン組んでブーツを被せるだけだ。 スチールの輪っかでブーツを止めるのだが、きっちりはめるのに少しコツが必要だった。ブーツのすそに微妙な凹凸があって(多分)、そこにうまくはまらないとすぐに外れてしまうのだ。 指先が死ぬかと思ったぞ。 完了。 作業は面倒だが、こうして出来上がると気持ちが良い。 パッドは外品でボッシュ製。 モノタロウで適合確認したところ不適合との返事だったが、他の外品メーカーの適合票などと比較してみるといけそうだったので購入。 (ダントツに安かったので) 結果はバッチリ、全く同じ形状である。 パッドグリスを塗って組み付ける。 左右とも作業して、車体に組みつけ、エア抜きをしてブレーキオイルを入れると完了だ。 のんびりやっているが、一日作業だなぁ。
いつまでやるんだ、この苦行。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2023 09:36:26 PM
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