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カテゴリ:洋楽
こんなニュースがあった。
「レコード会社は強欲」とスティーブ・ジョブズ氏 相変わらず強気なジョブズという記事なのだけど、この 記事の中に「Interscope Record部門のジミー・イオビン会長」 という名前が出てくる。 なんか懐かしい名前を久しぶりに見たような気がするけど '70年代後期から'80年代に掛けてスティービー・ニックスや パティ・スミス、U2、シンプル・マインズあたりのプロデュース していたあのジミー・アイオビンが、今はレコード会社のトップ に収まっているという訳。 アイオビンは'90年代になってInterscopeを立ち上げ、今は 俳優になっているマーキー・マーク&ファンキーバンチや ジェラルドで当たって、その後ハープ・アルバートのA&Mも 傘下に収め、今やユニヴァーサルグループの最大のレコード 会社になっている。私はユニバーサルといえばMCAがかって の最大のレーベルだと思っていたけど、今はインタースコープ なんだね。 しかしアイオビンといえばエンジニア上がりのプロデューサー で、ポップなアメリカン・ロックが得意な分野で、あまり自分 の色を出さないタイプの職人タイプのプロデューサーという 印象が強い。その人が自分の手かげたサウンドとはあまり関係 のないタイプの音楽で成功していたとはなんとも面白い。 どうりで近頃名前を聞かなかった訳だ。 アイオビンで私がすぐに思い出すのがトム・ペティ&ハート ブレイカーズだったりするけど、アイオビンがプロデュース を離れた'86年の「Let Me Up (I've Had Enough)」に収録 されているJammin' Meの歌詞にこういう一説があったりする。 Take back your iranian torture And the apple in young Steve's eye これはやはりジョブズの事なんだろうね。 でもこの曲はボブ・ディランが中心になって書いた歌詞なので ディランの思いつきだろうとはおもうけど。 大体この曲の歌詞エディ・マーフィーだとかジョー・ビスコポ (ゾンビ・コップは面白かった)とか固有名詞出てくるけど とにかく投げやりな歌詞なので面白い。この時期ディランが 音楽に対して自身を無くしていたのがこの前出た自伝にも 書かれていたけど、この曲についての言及がなかったのは 残念。まあこんな歌詞いくらでもディランなら書けるのだろう けど。 とにかく懐かしい名前を目にして、そんな事を思い出した 私なのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月23日 03時10分10秒
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