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今回ハニードリッパーズの「Sea Of Love」を取上げた訳ですけど
いい曲ですね。 しかし今でもよくわからないのが、このグループの実際のメンバー で、数名クレジットされていますけど、誰が何を担当したとかは 今でもよく分かりません。 「Sea Of Love」のギターソロなんて、いかにもジミー・ペイジ 風ですけど、結構元々発表する予定でないリハーサルか何かの 音源を誰かのアイデアでバンド形態で録音してみましたという 流れだったかもしれない。 しかしプラントのサイト見たら、ハニードリッパーズでちゃんと ツアーとかしていたんですね。この時期は結構プラントも本腰 いれて活動する気があったんでしょうか? しかし「Sea Of Love」以外にアルバム「ヴォリーム1」に入って いる曲はレイ・チャールズの「I Got A Woman」以外はどれも 結構渋い選曲。 次のシングルになった「Rocin' At Midnight」はエルヴィス・プレスリー のヴァージョンを参考したからこのタイトルで出たのでしょうけど 元々は「Good Rocin' Tonight」という曲。 ロイ・ブラウンという人が作ったのだけど、ヒットしたのは ワイノリー・ハリスのヴァージョンで、かなりのヒットだった らしいけど、なにせ'48年の頃なのでどの程度かはよくわからない。 とはいえいわゆるジャンプ・ブルース全盛時の時代の典型的な 曲の1つとして有名。 アルバム冒頭の「I Get A Thrill」もワイノリー・ハリス の曲で、プラントはワイノリーよほど好きだったみたい。 しかしZEP時代からは全く想像つかない選曲だ。この曲 がアルバム中一番マイナーな曲でめぼしいカバーはこれ のみという現状。 2曲も取上げているのだからこれを機会にワイノリー・ハリス が再評価されるなんてことは当時も今もないけど、ロック 音楽創世記を考察するなんて事が好きな人(殆どいないだろうけど) には外せない歌手の1人だ。 最後に「Young Boy Blues」については、フィル・スペクターが ニューヨークでリーバー&ストーラーの下で裏方修行していた時期 にドグ・ポウマスと書いた曲でスペクターの数少ない曲の中でも 1,2を争う名曲だと思う。 しかしあまりカバーは多くないのでやはり隠れた名曲という感じ に今はなっていたりする。めぼしい所ではエルヴィス・コステロ が本人が一番嫌っているらしいアルバム「Goodbye Cruel World」 のセッションで録音した事があるぐらい。なかなかいいカバー なのだけどオクラ入りなのはもったいない。(今はリマスター 盤のボーナストラックで聴ける) しかしこうしてみると、いかにもオールディースの懐かしい 雰囲気という曲が全く無い事に驚かせされる。大体'80年代 当時にジャンプ・ブルース聴くなんて事はなかった訳で いかにプラントが音楽オタクかという事を知らしめた意味 でも価値ある作品だろう。 後は「Sea Of Love」のコンビ盤については確かボビー・チャールズ あたりも入っていた記憶があるけど思い出せない。今はこういった コンビ盤はなかなか著作権の壁があるので出せなくなったから 一種の珍品だと思う。 最後にアル・パチーノ主演の映画に関しては一応DVD借りてきたので 今から見てみようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月07日 02時05分27秒
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