教育コンサルタント今道久惠の幸せ日記

株式会社ビジュー様主催のブレインジム講座にて、講師をつとめました。
「発達に凸凹のある子ども達に向けた、ブレインジム１日講座」と題して
東京駒場にて、１５組の御夫婦＆双子ちゃん２組を含め３０名をこえる
子ども達ともに、賑やかななかにも真剣さの伝わる時間を過ごしてきました。

今年に入り、療育に関わるお仕事や医療と教育の統合をテーマとした
講演依頼を頂戴する機会がふえており、日本でもその重要性が再認識
されるようになっていることを実感する日々です。

私自身の育児経験で感じた困難さや、大学の発達心理学や運動生理学
では、勉強不足であった部分が、ブレインジムインストラクターを目指し
学びを深めるなかで、解消・理解そして前進できたという、５年前の感激の
瞬間が昨日のことのように想い出されます。

この学びを通じて得られた気づきは、子育ての難しさやもどかしさに悩む
保護者のみなさまへ、これからも御提供していきたく思っています。
グループ毎のお話し会から始まるご縁も様々な場所で広がっています。
気軽にお声掛けいただけましたら幸いです。

保護者や養育関係者の関心の中心は、感覚統合のプログラムや
原始反射の残存による影響にあるように思っています。
今回も「子どもの笑顔は、保護者の笑顔から」を念頭に活用事例の
御紹介をしましたが、昨日の講座でのステキな瞬間をレポートします。

私の近くに座りながらも、ず～と、お背中を丸めてお母様に抱きついていた
Ｒくんから、ブレインジムのタイミングである「ＧＯ！」のサインを頂戴することが
できたのは講座が始まってから９０分を過ぎるころでした。
（でも私は、この瞬間が私は大好きなんです！）

お背中の筋肉と腰筋群を活性化するブレインジムのエクササイズを行うと・・・、
あら不思議！ステキな笑顔とともに、初めてカッコイイ立ち姿を披露してくれました。

この変化と本人の気づきには、会場からも大きな拍手が！
ニコニコ手をふって、それ以降の講座に楽しく参加していました。
会場に喜びと光があふれた瞬間でした。

主催してくださった株式会社ビジュー様では、ＡＢＡという素晴らしい療育プログラムを
提供しておられ、さらに脳の活性化と運動療法を取り入れたいとのお話しで始まった
この企画でした。

そこで、午後は「感覚統合とブレインジム」と題して、集中力や協調性について
原始反射の残存とその影響についてお話しをしました。医師や心理士として活躍
なさる参加者もいらして、簡単な動きで行う体感覚統合のプログラムには、深く
うなずいていらっしゃいました。

ハイハイ競争を楽しむ子ども達の周りで、真剣にメモをなさっている、お父様がたの
姿がとても印象的でした。質問タイムを多くとったのですが、片麻痺のある子どもへの
アプローチやパーマー反射の残存による歩行の特性、食べこぼしや夜尿などなど
その場で劇的に善していく事例を目の当たりにして、私自身「運動の素晴らしさ」を
再認識させてもらえました。

もっともっと多くの方々にブレインジムを知っていただき、活用してもらいたいと
思います。楽しく賑やかな、子育てを御一緒にいたしましょう！！