スエーデン・ストックホルム在住の精神科医、ハラルドブルグベルグ博士より
リズミックムーブメントトレーニングを受講してきました。8日間にわたる講座では
発達に凸凹をかかえるケースと運動療法について、深く学ぶことが出来ました。
・胎児期をどのように過ごしてきたか
母体の精神状態・生活環境
・乳児期をどのように過ごしてきたか
家族との関わり・運動や食生活
・幼児期をどのように過ごしてきたか
自我の発達・電磁波の影響
・児童期をどのように過ごしてきたか
脳や心身の優位性・学習環境
それら、一つ一つを原始反射の残存から読み解いていきました。
胎児期に始まる、恐怖麻痺反射やモロー反射などの残存は
大人にもあることで、母親の精神症状が母体に与える影響の
大きさも、とても興味深いものでした。
最近特に、児童期の学習障碍や発達障碍などについて、御相談を
受ける機会が多かったので、今回の講座は医学的な根拠と症例に
基づいた分かりやすいものでした。
ADHDやADDなどもふくめ、自閉症児の運動療法についても
ワークショップ形式で学ぶことができ、生活環境がその後の生活に
およぼす影響の大きさを改めて実感できる研修でした。
原始反射の残存と人格形成については以前にも学んだことがありましたが
今回は、さらに「発達障碍」について、タップリと学ぶことが出来ました。
特に自閉傾向に陥りやすい脳のパターンを把握することができ、今後の
ブレインジム講座で還元していけたらと、気持ちを新たにしました。
リズミックムーブメント(RMT)を受講してみて
ちょっと自慢したくなったことがあります!
それは、私のからだには、原始反射の残存がほとんどなかったことです!
・母親が妊娠中に穏やかに過ごせたこと
・家族や御近所のなかで、多くの人々に抱っこされ愛されて育ったこと
・テレビやゲームに関わる時間よりも太陽のもとで遊ぶ時間を多く持てたこと
・野菜中心の和食生活をしていたこと
・病院のお世話に極力ならなかったこと
など、全てが今の私を作っている・・・。そう実感できました。
大人であっても、何らかの理由で反射が残存するケースは多いものです。
しかし、未経験だったがゆえに動きがぎこちないだけなので
スグに歩き出した子どもにはハイハイの運動を
静かな環境で育った子どもには音の刺激を
採り入れてあげればよいのですね。
幼児にも可能な動きが中心となっています。
今までのブレインジムのエクササイズをもっと幅広くそして奥深く追及した
ワークだと思いました。
ゴールデンウィーク以降に、早速みなさまに還元することができそうです。
知的障碍の軽い、発達障碍児には特にオススメの運動療法です。