カテゴリ:小説
気持ちはバタリと青が赤になるように、 意識はがらりと黄色が緑になるように、変わる、変わる。 もう、降参よ! あなたに降参! yes! yes! yes! yes、以外に何があるの! ってな気持ちに。 不思議ね、気持ちって、どうしてこんな風に変わるのか、 面白いね、意識の移り変わり。 まるで、囲碁のように、まるで、オセロゲームのように。 まるで、トランプのよう。 そうそう、考えてみれば、わたしはあなたが好きだった。 あなたもわたしが好きだった。 始めはそうだったのに、どうして、気持ちというのは変化するの? 日が昇り、昼間になって、日が沈み、夜には月が出るように・・・ 時には、雨が降るように・・・ 時には雷雨があるように・・・ 時には、ヒョウが痛みを与えるように、天から降ってくる。 冬は大雪で世界の色を白く変えてしまうことがあるというのに、 気持ちを同じままでいろというのがどれほど大変なことか・・・
何があっても、海は蕩々と海水を蓄え、山は青々とした樹木が宿り、 生き物たちが空と海とを二つに分けて、その間に、 人間は立っている。 あなたとの出会いがどれほど素晴らしいものだったか・・・ってことを 忘れていてしまっていたのよ、きっと・・・。
わたしたち、二つの層の中間に存在している同じ魂など一つも無い、たった 一個の宝石みたいなもの。それは、もしかしたら、 同じ価値を共有しているかもしれないね? だから、yes! と言おう! yes.yes! それ意外に一体どんな言葉が見つかると言うの。
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