カテゴリ:小説
溜まった書類、溜まった雑誌、溜まった新聞を 紐でくくり、古紙のえきにもってゆく。 やや、すっきり。 でも、まだまだ、いるのかいらないのか・・・書類やら、本やらが 沢山ある。 紙は木から出来ているのだなぁ・・・ 紙は再生される。紙は情報となり、 その情報は古くなり、残されるものと捨てられるもの。 35年前にも、きのこ公園はあり、公園の中には、一匹のパンダが いて、きのこのオブジェがそこにあった。 地面には芝があり、樹木が植わっていた。 そこを通り過ぎて、絡み合う木々と草は、ずうっと昔から そこにあって、樹木たちの幹は35年前よりも太くなっているのだろう。 あるいは、ある木は枯れてしまったかもしれない。 けれども、その木に絡みついてた草は、その木を記憶しているのかもしれない。 わたしは、確かに、きのこのオブジェとパンダのオブジェを記憶していた。 そこで遊んだ訳でもないのに記憶している。 友人家族が近くのアパートに住んでいたから。 きのこのオブジェは赤色で水色の水玉があり、パンダのオブジェは白黒で、 その風景がふしぎだけれど、35年も月日が過ぎていているのに、 たいして重要でもない情報が、記憶にあるというのが不思議なこと。 再びその町に戻って感じる不思議な感慨。 あの人は既に亡くなっている。 子供たちは、すっかり大人になっている。 家々はそこに変わらずある。 新たな建物も加わって。 しかし、空は30年前も、きっと100年前も、1000年前もそこにあった に違いない。 わたしという人間がいるずうっと前から、空は確かにあって、 昼には太陽が、夜には月や星が、確かにあった。 さて、もう寝るとしよう。 この先30年後、100年後のことは考えない。 考えるのは明日のことだ。 生きている今を大切にしょうと思うから・・・。 では、おやすみなさい・・・
本日は終戦記念日だったようですね・・・ 日本の歴史に刻まれた真実の過去・・・二度と戦争は嫌ですね・・・ 平和を祈って眠るとしましょう・・・。 明日も良い日を~
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