カテゴリ:小説
9月23日は誕生日だったの。 その日、わたしは、沢山の風船を束ねて、 空をふわふわ。 森林の中をふわふわ。 山の高い尾根まで行ってみたの。 そうして、珍しい鳥と出くわしたのよ。 その鳥はわたしにこう言ったの。 「お前が再び地上に降り立つとき、背中を見てごらん? 新しい羽が背中に二つ生えているから・・」 わたしは、方々の景色を空から見渡して、 世界を見てみたのよ。 世界と言ったって、ほんの少しの地域だけれど。 そうしてみると、こうして命があるってことが なんてありがたいのかしら・・・って。 沢山の景色を見た後で、空を旅を終えたら、 もちろん、背中を見たの。 すると、どう? 金色になったり、銀色になったり、オレンジ色になったり、 色の変わる羽が付いていたの。 まるで風船みたいにね・・・。 ようやく自由に飛べる日が来たのよ。 神様、ありがとう! そんな夢を見たの・・・。 ***** 誕生日の日、息子と御嫁さんからお花のプレゼントが~♪ 嬉しい日でした~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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