カテゴリ:芸術
すっかり秋ですね・・・本日は清々しい秋を感じています。 二日ほど酷い耳鳴りで苦しんだこともあり・・・。 一昨日、静岡県立美術館の「美少女展」を鑑賞しました。 豊かな欅のブロムナードがある美術館ですが、東京の美術館と比べると 来場者が少ないので、ゆったりと鑑賞出来ます。 美少女? ナニコレ? と、フロアーの巨大なアニメ的バルーンオブジェと 箱形のアニメ的絵画を観て違和感を感じます。 しかし、展示されている作品群は、確かに、大正時代からの正統派の 美少女といえる日本画や洋画、少女雑誌のイラストが様々有り、 それが、現代になるや、 村上隆や、現代のアニメ的美少女へと変化してゆきます。 正直、正統派の美少女は、確かに、美しい・・・・それのみなのですが、 現代のサブカルチャーといわれる、アニメ的な絵やフィギア、映像、オブジェなどの 正統派からの変遷がかなり面白いです。 また、太宰治の短編小説「女性徒」をアニメ科した映画があり・・・これは、 芸術作品となっていました。この主人公の顔は、美少女ではなく、 光浦靖子さん(お笑いの) に似た顔のキャラクターでした・・・。 わたしが小学生の低学年のころは、確かに少女漫画の主人公の顔は 目に☆が入り、全く大きな、あり得ないような目の顔だったのですが、 さらに、現代サブカルチャーは異常とも言える目の大きさで、驚くばかりです! これは、”美 ”と言えるのだろうか???? と不思議でなりませんでした。 正直なところ、現代のサブカル美女になるような不自然な作品を鑑賞すると、 気持ちの悪さ・・・を感じてしまいます。これは世代的なものか、 女性が観たら、大方の女性がそう思うのかは分かりません・・・。 湿ったエロティズムがあるような気がします。 例えば、手塚治虫の「リボンの騎士」の原画もあるのですが、目が大きく すらりとした手足に、いやらしさは感じないのです。 やや品のようなものがあるからかしら? 大正や昭和の時代の絵画や漫画には、絵やイラストに品というものを感じます。 しかし、現代の10代、20代の若者にはどう映っているのか分かりませんが、 少し、胸が悪くなるような下品な感じを受けてしまうのです・・・。 なんか観て美しいとは思えない・・・気持ちの悪さを感じていたのです。 それをよくよく考えてみると、”小児愛”という言葉が浮かびます。 そうそう、”ロリータ” と言われるようなもの? 正常に育たなかった 精神の未熟な人間が異性へ向ける愛ですね。 または異常な愛とか・・・ 未熟なものを性的対象にしたような、”美 ” でしょうか? それを感じて、「気持ち悪い・・・」と感じたのかも知れません。 どうして、これが「美少女」になるのか? と思ったわけです。 アニメ、「うる星やつら」 に出てくるラムちゃん、なんどは、 セクシーなキャラクターですが、健全さを感じるのです。 さあ、そんなこをと考えるには、良い企画展だったのかも。 この日は、図書館に本を借りに行って、ランチのついでに、 「美少女展」を美術館で鑑賞したのでした。 思索の秋ということで、ものを考えるには、良い季節となりました。 一階の展示室あった作品で、大賞を取った作品はこちら。 これは、多分ご自分の娘さんを描かれたのでしょうか? こちらは、健全さを感じます・・・。 構成が面白いですよね! 芸術の秋、読書の秋・・・ 皆さま、いつもありがとうございます! 本日も良い日をお過ごしくださいネ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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