カテゴリ:小説
「君、どうしたの? 元気ないね」とサルが子猫のウィルに掛けよると、 「寂しいんだ」 「ママとパパが喧嘩して別れちゃったから」 子猫のウィルはぽつりと言った。 「ふ~ん。向こうに、君の猫仲間が遊んでいるよ! 行ってごらんよ」 サルにうながされて、ウィルはそっちに行ってみた。 猫たちがいた。 猫たちは、何かを見上げていた。 建物の上で、一匹の猫が炎につつまれていた! 恐ろしい光景だった。 なのに、猫はまるで神さまのように神々しかった。 知らせを聞いて、 消防士のキリンたちが、海から海水を猫に放水した! 建物にも、キリン消防士たちは放水をして、炎はようやく沈下した。 「やった~!」 キリン消防士さんたち、あなたたちは、素晴らしい!!!! 人間の女の子が、飛びあがってキリンを称賛した。 「キリンの首はホースのよう! 」 「マッチ、一本火事のもと~!」 「冬場は、くれぐれも、気おつけねぇと、いけねぇよ~。 」 やくざな野良犬たちも、 街中に、火の用心を呼び掛ける。 寂しがり屋のウィルは、なんと、 炎につつまれた、神々しかった、あの猫ちゃんと、 すっかり仲良しになった。 もう彼女なしでは、いられなくなってしまったって! こんな風に、いつだって、彼女が抱きしめてくれるからさ~♪ ハッピーエンドのお話でした~♪ さて、皆さまにも、運命の出会いと言うものがあるでしょうか? 本日は、やや可愛いお話にしてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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