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カテゴリ:アンティーク
写真は18世紀のフレンチのミラーです。ルイ16世様式です。修復の依頼で持ち込まれました。
フランスから輸送した時に、このミラーの装飾で一番大切な天辺のお花彫刻の部分が壊れました。かわいそうに。 粉々になったパーツをパズルのように組み合わせて、足りないところを木で足して彫刻して、下地のジェッソー(石灰の粉を膠で溶かした物)を塗りました。 ここから金箔を貼り、その後他の部分に溶け込ませるために古色をつけていきます。ここからが腕の見せ所です。金箔に埃などが堆積した雰囲気を出します。 修復が終わると写真のようになります。 日本に帰ってきてからは18世紀の家具を修復する機会がめっきり減りました。なので時々こんな修復の依頼があると気合を入れて取り組みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 25, 2008 09:56:34 PM
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