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テーマ:イギリス大好き!(509)
カテゴリ:インテリア
イギリスの貴族のお屋敷に行くと、必ず図書室や大きな書斎があります。そこには巨大なブックケースや書斎家具が置かれていて、アンティークな本がぎっしりと本棚に詰まっています。
それらの本が実際に読まれているかというと、そうでもないらしいです。ただ貴族趣味的な空間を演出しようとすると、本棚をそれらしい本で埋めておく必要があります。 骨董市に行ってもアンティーク本を売っているのをよく見かけます。 うちの取引先の「アーサーブレットジャパン」さんのWEBカタログにも、ビューローブックケースが載っていて、本棚部分に古い本が入っています。 話は変わって、昨日私が修理した物を見てください。 一見アンティークな本の背表紙に見えますが、樹脂を固めて本の背表紙の部分だけを作り、アンティーク風に塗装してあります。 次の写真を見ると断面が見えるのでよく分かります。 この偽物の背表紙はイギリスで作られています。結構よく出来ているので、ぱっと見は本物の本の背表紙に見えます。 薄いので実際の本棚には使えませんが、貴族趣味的な書斎空間を演出するためだったら本物のアンティーク本を使うより簡単です。どっち道読むために飾るわけではないので。 知的な空間を演出するために、偽物の本の背表紙を使う。イギリスのブラックユーモアを感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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