三河弁 | 標準語 | 使用頻度 | 用例・備考 |
へぼい | 弱い | 頻繁 | 「へぼ将棋」などでは「へぼ」を下手を表す言葉として使うが、三河弁では「へぼい」はもっぱら「弱い」という意味で使われる。 |
ほう | おーい | まれ | 最近ではほとんど聞かれない言葉。
たまに年配の人が「ほう、おまん、誰だったかの(やあ、君は誰でしたっけ)」と耳にすることがある。 |
放課 | 休憩 | 頻繁 | 東海地方でよく使われる言葉。多くの人は標準語だと思っている。
一般には放課後(授業後)というふうに使われるが、この地方では授業と授業の間の休憩時間を「放課」という。 |
ほかる | 捨てる | 頻繁 | ものを投げ捨てたり、状態をそのままにしておくこと。関西方言の「放(ほか)す」に近い。 |
ほだ | そうだ | 頻繁 | 三河弁には「そ」が「ほ」に変化した言葉が多くこれもその1つ。他にも「ほいで(それで)」「ほいじゃあ(それなら)」と使われる。 |
ぽんつく | 魚捕り | まれ | 若い人はほとんど使わない。 |
まっと | もっと | たまに | |
まる | 大小便をする | たまに | 日本書記には「ユマリ(小便)をまる」という表現があり、奈良時代から使われる大和言葉が現在でも使われている例。「放(ま)る」から来る。「まっといで(小便してきなさい)」を「待っていなさい」と勘違いしてはならない。 |
まわし | 準備 | まれ | 次の予定事を実現しやすいように下ごしらえしておくこと。 |
みえる | いらっしゃいますか | 頻繁 | 「何をしてみえますか(何をしていらっしゃいますか)」「眠ってみえます(眠っていらっしゃいます)」など動詞について敬語的に使われることが多い。 |
めっそ | 目分量 | まれ | |
もだごと | 無駄事 | まれ | |
ようけ | 沢山 | たまに | ものがあり余るほど、必要以上に沢山あること。 |
よど | よだれ | たまに | |
よんどくれん | 誘ってください | 頻繁 | 三河弁では「呼ぶ」を「誘う」という意味でも用いる。「よんどくれんかった(誘ってくれなかった)」 |
らんごく | 乱雑 | まれ | 部屋中とり散らかして座る場所もないような状態。より強調する時には「らんごかない」ともいう。 |
りん | - | 頻繁 | 代表例「みりん(見なよ)」
他にも「やりん(やりなよ)」「たべりん(食べな)」など軽い命令形として使われる。3大三河弁の一つ |
やえる | - | まれ | 時間の段取や物事が重なりあってしまうこと。 |
やっとかめ | 久しぶり | たまに | 三河に限らず愛知の方言の代表格で高齢者の間でよく使われる。 |
わきゃない | 何でもない | たまに | 「この問題わきゃない(この問題難しくない)」 |
わやく | - | まれ | 「わんぱく+やんちゃ」の意。 |