ほのか日記を読んでいる皆の者、
さぁ、ひざまずくアル。
今日は、木の下にピクニックの予定だったのに、
銀ちゃん、珍しく依頼が入ったとかなんとか言って、
私置いて新八と出てっちゃったアル。
ムシャクシャするから、このほのか日記をハイジャックしてやったネ!
美都ほのか?あそこで縄で縛られて善がってる奴のことアルか?
私が縄持って行ったら、「縛ってください神楽様ァァァァ!」とか言われたネ。
ハイジャックしやすかったけど、マジキモかったアル。
今日は、銀ちゃんも新八もいなかったから、
定春に乗って、かぶき町のお散歩に出かけたアル。
玄関の鍵をかけようとしたけど、
鍵の場所がわかんなかったからそのまんまヨ。
まぁ、盗られて困るようなものなんて、私の酢昆布くらいしかないアルけどナ。
で、お散歩を始めたら、
まず最初に、ヅラに会ったアル。エリーと一緒だったネ。
「今日は文化の日だから、侍たるもの文学に勤しまなければならない」
とかなんとか言ってたアル。
どういう意味かよくわからなかったから、
とりあえず、エリーとあっち向いてホイして遊んだネ。
それから、アネゴに会ったアル。
「アネゴ、今日もいい天気アルな」って言ったら、
新八のお家に連れてかれて、可哀想な卵をお土産にもらったネ。
酢昆布がよかったアル。
それから、万事屋に帰ろうと思ったら、
目の前から、アイツが来たアル。
アイツって誰アルかって?
…お前、なんでそんな嬉しそうな顔してるアルか?
……ひょっとして、わかってて誰か聞いてるアルか?
え?わかんないの?
………そ、…そ…う………総悟アル。
…沖田総悟アル!これでいいアルか!?コノヤロー!
アイツは、私の方をチラっと見て、
「俺は7月8日だぜィ。倍返しよろしくお願いしまさァ」とか言って、
酢昆布を投げてよこして、そのまま行ってしまったアル。
……お、お前、何ニヤニヤしてんだヨ!
お前アルヨお前!画面見てニヤニヤしてるお前のことネ!
その後?別に何もないアルけど。
一応お礼は言っとけって、多分銀ちゃんに言われるだろうから、
夜にでも屯所に行ってくるネ。
今は、ピン子がテレビに出てるから、家から出られないアル。
あ、階段の音がするネ。
銀ちゃんたち、帰ってきたアル!
「お帰りヨー」
「おぅ、ただいま」
「ただいま神楽ちゃん。お留守番ありがとうね」
「うん、ちゃんとお留守番出来たアル!
エリーとあっち向いてホイして、アネゴにお土産もらって……たアル!」
「…神楽ちゃん。……それ家にいなかったってことだよね?」
「まぁまぁ、細けーことはいいじゃないのォ」
「イヤよくないですよ。まぁでも、今日くらいは説教はなしにしようか、神楽ちゃん」
「神楽」
「な、何アルか?」
「「はっぴーばーすでー、つーゆー!」」
パンパンパーン!
「………!?」
「お前、今日誕生日だろ?11月3日」
「お祝いしてあげたかったんだけど、
銀さんこの前パチンコで使っちゃって、お金なくてさ」
「だからっ、今日わざわざ、仕事してきたわけだ!偉いだろ~」
「イヤ、銀さんのせいですからね、祝日まで仕事しないといけなくなったの」
「………」
「どうした神楽ァ?」
「………とう…」
「糖?そりゃ銀さんは糖分お…」
「ありがとうネ…」
「……よしっ、腹減ったし、メシにしようぜ」
「そうだね神楽ちゃん。準備するからちょっと待ってて」
「お…おおネ!」
カチャカチャ。
「そういえば神楽ちゃん、もぐもぐ、その酢昆布どうしたの?ぱくっ」
「あぁ、もらったアルあぐぐぐ」
「誰に?」
「……サドに」
「へぇぇぇー、沖田くんにもらったんだぁぁっぁあぁー」
「ちょっとちょっと銀さん、お味噌汁こぼれてますよ!」
「ちゃちゃっちゃんとおおおお礼は、いいいい言ったのかなぁぁぁっぁー?」
「何震えてるアルか銀ちゃん?心配しないでも、後で言いに行くネ」
「後って、もう夜じゃねェか!出せるかーっ!」
「ご飯食べたら行ってくるネ」
「いやいや、心配だから俺もついてくゥ!」
ガチャガチャ。
コン。
「一人で行けるアル!私、もう14歳アルヨ?ごちそうさまネ!」
「あ、ちょ、待て神楽ァァァァァ!!!」
ガラッ。
トントントン…。
《fin》
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というわけで、いかがだったでしょうか?
最初は、普通に神楽視点でブログを書いてみたかっただけなのに、
いつのまにか、SSのような感じに…(^Д^;)
SSに関しては、才能ナッシングなので、感想は心の中に閉まっておいてもらうとして。
いろいろ匂わせたまま終わらせてみました。
これ以上書くと、いろいろアレそうなのでね!w
どうぞ、自由に想像&妄想してみてくださいな┌(<:) ペコチョン♪