カテゴリ:職場ネタ
とにかくウチの店は外国のお客が多い。
おそらく日本人だけの日というのは、1日もないと思う。 前にも書いたけど、いろんな国の常連さんがいて、 私は洋楽かぶれの思春期をおくったおかげで英語を多少しゃべるから、 外国客が何か難しい要求をしてると必ず私が呼ばれることに。 「みつ山さん、○卓のガイジンさんがワインがどうとか言ってます!お願いします!」とか、 「言われてることは分かるんだけど、なんて返事していいのか分からないから教えて」とか。 そういえば、この前は、初めてイタリア人家族が来てた。 今までにもいたのかも知れないけど、それと知ることはなかった。 支払いで「Give me リョーシューショ」と言われ、 宛先の名前を見たら○サロッティさんってモロイタリアーンな名前。 「イタリアの方ですか?」 「そうだよ」 「チャオ!(にこっ)」 「チャオ!君、イタリア行ったことあるの?」 「ないけどイタリア好きなんです。ワインとパスタとチーズとトマト大好き!」 「おお、カンペキだね!」…とレジ前で大盛り上がり(笑) ついでにカードのサインもらうのにセニョール・○サロッティと呼びかけたら喜ぶの何の。 帰りは帰りでウロ覚えで「えーと…ありべでるち?」と言ったら、 「オゥ、ブラーヴァ」とこれまた大ヒット。 いいなぁラテン民族はノリが良くて。 日本人(とくに関東)では、こうはいくまい。 もしかすると私って国際結婚に向いてるのかも知れん。あるいは関西人のヨメ。 他に、ハッキリしてて好きなのは韓国の人かなぁ。 実はちょっぴり韓国ズキで何種類か言葉を覚えてるので、 いくつか披露するとえらく驚かれ、喜ばれる。 べつに大した言葉じゃなく、 アニョハセヨ(こんにちは) パンガプスムニダ(会えて嬉しいです) カムサムニダ(ありがとう) ミアナムニダ(ごめんなさい) オソセヨ(いらっしゃい) チョムペプケッスムニダ(初めまして) チャルモッケッスムニダ(いただきます) チャムマシソヨ(すごくおいしい) アンニョンヒ・ガセヨ(見送る別れの言葉) アンニョンヒ・ゲセヨ(去る別れの言葉) あと、イルボン(日本)とかテハンミング(大韓民国)とか、 オモニ(母)アボジ(父)ハルモニ(祖母)ハルボジ(祖父)あたりは大事なキーワードだな。 上記からいくつか披露すると、年配の人でも表情が変わる。 緊張か警戒なのか、こわいカオしてたのがニコニコしだすのだ。 ちなみに、なんで韓国好きなのか聞かれたら、 ソウルオリンピックの開会式のテコンドー演舞がカッコ良かったから、と正直に言う。 少なくともぺ・ヨンジュンがきっかけで韓国にハマった人よりは年季入ってるな~(笑) 思うに、日本人の祖先は大陸方面から来てるので、 たぶん私の先祖は中国大陸でなく朝鮮半島から来たんだろうと勝手に想像。 だってテレビで中国語聞いても特に感慨はないが、 それがハングルだと不思議に懐かしい感じがしてしょーがないから。 習ってもいないのに覚えてるのは、好きな証拠に違いない。 まーそれはそれとして、6月の日記に書いたベネズエラとコスタリカチームがまた来た。 前回は日本人男性1人だけだったけど、今回は3人と、あと日系男性も1人、計7人の大所帯。 南米女性はよく来るので最初分からなかったのだが、もしかして…と思ううち、 注文する料理も似てるし、なんか顔も見覚えあるような気がするし、と疑惑濃厚になり、 途中でそこの卓に呼ばれたので話してたら判明。 「あ、ベネズエラとコスタリカの…!」と私が言ったら、 そのベネズエラ美人(グロリア・エステファン似)がにっこりして、 「アナタよく覚えてました」とお褒めの言葉をくれた。 結局7人で3万近くと豪勢な食事してくれて、美人なうえに上客確定。 もちろんお見送りの際は「グラシァ~ス」と挨拶した。 あと1、2回来てくれたら名前聞いてもいいかなぁ。 その前に、もちょっとスペイン語を覚えるか。 そういえば今日は、意外なところからお褒めの言葉をもらったなぁ。 熟年女性2人連れで、私は頼まれる前にお冷や持ってったくらいの接触なんだけど、 お会計の時に他のコの接客について一言あった。 空いた皿を下げたりする時に「お下げしますね」と言ったりするのだが、 その「ね」が馴れ馴れしくて気になるわ、ということらしい。 んで、そのコに直接注意したんだが、彼女はアナタに何も言わなかったみたいねぇ、と。 そのお客さんいわく、もしアナタがそのコから何か聞いてたら必ず自分のところに来て、 お詫びなり何なり、きちんと対応してくれるはず。 そうなってくれれば一番良かったけど、そうじゃなかったので、 帰る時にナンなんだけど、アナタにもお話しするわね…と、 やや長口舌を拝聴することになったのだった。 別に私が叱られたわけじゃないので、話を合わせながら丁重に伺うだけで気苦労はない。 しかし、「うちはちょっと商売してるから、こういうことに細かいのね。 前に主人と来た時にアナタを見ていて、いい仕事なさってると思ってたのよ。 たぶんアナタ責任者だと思うけど、もっともっと若い人の教育頑張って頂戴ね」 …っていうのは聞いててこそばゆかった~~。 つか、私のほうでは全然カオ覚えてないお客さんなんで、 そんなコト思われてるとはつゆ知らず。 イヤまぁ日々のお客の数は多く、一方、店の顔ぶれはある程度限られてるから、 従業員の方が一方的に顔を覚えられやすいのは仕方ない。 私が今の仕事で誇れることがあるとすれば、 自分を覚えてくれてるお客とそうでないお客の差別をしない、 常連でなくても親身に接客する…って信条なんで、 たとえばアンケートなどで名指しで接客を褒められても、 「だったらもっと親切にすれば良かった」と思ったことは一度もナイ。 いつも、できる限りのコトはしてるつもりだから。 とりあえず今度から年長の店長になれば、 「あなた店長さんでしょ」と言われることはなくなるだろう。 (今まで数え切れないほど言われた) 要するに今までホントにディナー接客チームで最年長だったから、 年齢相応に見られちゃってた、ってコトかい。 頑張って若作りしてるのにぃ。プンプン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004/08/31 08:44:36 AM
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