カテゴリ:ダイエット
もともとウチの母は美人母であった。
若い頃は銀行員で、藤村志保にクリソツと言われ、 小学校の授業参観には着物で来て「みつ山さんのおかーさんキレーイ」と評判になり。 私が子供の頃は、それが素直に自慢であったのだが、 思春期に差し掛かるにつれ、微妙なコンプレックスの源になっていった。 誰も「みつ山さんってお母さん似」とは言わない。 んでまた私は同年代のコに比べてガタイ良かったもんで、 知り合いのおばさんに「んまー体格のイイお嬢さんね~」とか失礼なコト言われたり。 そもそも母自身が、実母との確執が尾を引いてたせいもあって、 自分の娘(=私)をお世辞にも可愛いとか褒めたことがないと来たもんだ。 後から色々検証して判明したんだが、 どうやら母自身も実母から可愛いとか褒められた経験がなく、 よって自分の器量についてもハナにかけたことはなかったもよう。 つか、そういうコトに疎い人らしい。 娘の私も、今でこそダイエットだバストアップだ、 言うにコト欠いて峰不二子だとか抜かしてるが、 本気で自分磨きの努力を始めたのはそう昔ではない。 振り返れば10代なかばで化粧に凝り出したが、 美意識に目覚めてというよりは、変身願望の単純な表れだったし、 精神的な落ち込みのひどい時期をけっこう長く引きずって、 自分嫌いの象徴としての醜貌恐怖が心の底からナカナカ消えなかった。 半引きこもりみたいな生活をしてて体重が増えてしまった頃、 ぶくぶくしてミットモナイ、とか母に言われたこともあるし。 しかし、因果はめぐる糸車… かつて暗い部屋に閉じこもってた私に侮辱の言葉を投げかけた母が、 実母との葛藤に気づいて、耐え切れず鬱になって寝込み、 同じように暗い部屋に閉じこもって、 「あの時はひどい事を言ってごめんね…」と涙ながらに言ってくれた時、 私はこれっぽっちも「ざまーみろ」なんて思わなかった。 でもやっぱり、因果応報なのだろう。 寝込む前は、毎日腹筋運動を欠かさず、 156cmで48kg・7号サイズのタイトスカートがスムーズに穿けるのを誇った母が、 この1年、薬の副作用やら寝込んだ弊害やらで60kg近くまで増量し、 (なんとビックリ25%増・当社比) そのまま減る気配がなくて「銘菓ひよこ」みたいな体型になってた。 さすがにマズイだろーと思うものの、身体がどーなってるのか、減らない。 便秘もあるし、運動不足だしでダイエッターとして最悪。 それが最近ようやく多少の元気を盛り返してきて、 昔の美容体操の本を引っ張り出して実行したり、散歩に行ったり、 活動の兆しが見えてきた。 ので、こんな日のためにと買っておいたエストロリーンを、 今までの女性ホルモン補助サプリの代わりに飲んでもらうようにした。 エストロリーン(ボディオニック・ピナクル社)は、 女性ホルモンのバランスを整えつつ代謝を回復させる作用のサプリで、 即効性は出にくいけど定番商品だし、一度試してみたかった物。 iherb.comで半年分買ったんで、乞うご期待だな。 ちなみに運動の成果があったか、早くも母に体重変動あり。 現在、56.8kgだそう。 油断してると追いつかれちゃうなぁハハハハ。 (つか身長差を考えれば、とっとと追い抜いてくれよ母) 一応、母の目標体重その1は55kgらしい。 おそらく、それは早晩クリアされるだろうと思う。 んで最終目標が48kgだというので、それは止めておいた。 BMI値が20を切ると、シロウトにはあんまりイイことないと思うから。 自分も51kg台まで落とした時、大変だった。 なので、私の決めた母の目標体重は50kg。 元より2kg多くても、筋肉作って絞れば7号入るだろうし。 そんなわけで、元ダイエッター、現バストアッパーの私だが、 身近で60代がキレイに痩せるのを目の当たりにできる予定なので、 自分も気を抜かずにいようと思う。 ちなみに、いつの頃からか私は、母と似てきたことに気づいた。 べつに藤村志保には似てないが。 少なくとも、もう、自分の顔が嫌いではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004/10/19 11:05:34 AM
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