カテゴリ:職探しの旅
朝、小雨になった頃合を見計らって駅へ向け出発。
途中で、雨脚が強まり土砂降りに。 途中からろくに前がよく見えない中、なんとか駐輪場まで辿りついた。 事故らずに済んで良かったと思う。 駐輪場で、合羽を脱いでいたら、思った以上にスーツが濡れている事に気付いた。 それをタオルで拭き、窓口へ。 どういうわけか混んでいた。 前に並んでいたおじさんが隣りの駅までの切符を買っていた。その前のおじさんも窓口で隣りの隣りの駅までの切符を購入していた。 どうりで混むわけだ。 なんとか、予定通りの電車に乗車して出発。 電車の中では、憂鬱な気分だった。どうでもいいような事が気になったり、ある考えが浮かんできてずっとそれが頭の中をループする。電車の中では、そんな感じでずっともやもやしていた。 大阪駅について、集合時間まで一時間あったので、気分転換を兼ね会場まで歩いていくことにした。この時は、地下鉄で2駅の距離なので大丈夫だと思っていた。 途中で川を渡り、そこでちょっとまずいかなとか思った。それから早歩きをしながらいったら、汗だくになりながらも最寄りの地下鉄に集合時間の10分前に到着。そこからは手にした地図頼りに探したが、よくわからない。時間がないので、ひまそうにしているおじさんに尋ねたら、それならこっちの方角だと言われた。そういわれてそちらの方に行った。それでも目標とするビルが見当たらない。そんなことをしていたら集合時間になっていた。埒が明かないので別のおじさんに再び尋ねた。こっちじゃないということが判明した。 そのあと、慌てて来た道を引き返していたら、言われた通りのところで目印となる建物を発見、そこでさらに地図をみて、面接会場のビルを見つけた。 急いで駆け込んだら、面接の5分前だった。 控え室でちょっと座っていたのだが、さらに汗が噴き出してきたのであせった。ハンカチで拭ったけど、とてもおさまらない。汗が全然とまらないし、胸の動悸もまだおさまらないなか面接室へ呼ばれた。 面接は2対1だった。 面接の途中で、まだ出てくる汗が気になりハンカチですばやく汗を拭ったら、面接官が怪訝そうな顔でこちらを見ていた。異常に汗をかいていたから、どうしたのだろうかと思っていたのだろう。 面接は20分ほどで終了。 面接はこれまで受けた中ではいい感触だった。たぶん、面接までの待ち時間がほとんどなかったのが幸いしたと思う。 今日の電車の中における精神状況を引きずっていたら、間違いなく沈んでいた。 面接の集合時間に遅れ、もう落ちたかもしれんという気持ちがこころのどこかにあっただけに、受けられたのが嬉しかった。しかし面接が受けられてラッキーだと思う反面、どうせ集合時間に遅れて駄目だろうという気持ちもあった。 だから、もう落ちたんだからあまり気にせずにいこうと開きなおっていたので、汗は異常なくらいかいていたが、いつもより落ちついて話しをすることが出来た。 帰りは、もちろん地下鉄を利用した。梅田まで行き、そこからJR大阪駅の駅ビルの中を見て廻った。何度も道に迷ったが、それでもいろいろなお店をみるのは新鮮な気分で楽しく、それに試験が終わったあとの開放感が加わり楽しめた。 最後に、大阪駅の地下街の本屋さんで文庫本を購入した。私は、大阪に来るとこの本屋さんでよく本を買う。まあ、買わないにしても、必ず立ち寄るくらいの頻度で利用している。 帰りの電車の中では、ずっとその本を読んでいた。 たまに疲れたときは、本を閉じて外を見た。 電車からは同じような位置にずっと丸い月が見えていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月12日 21時19分29秒
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