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カテゴリ:言の葉
寒い寒~い一日でした。強風と時々
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くくるとは {在原業平朝臣} 古典落語の本を読んでいると 「千早振る」と言う小噺が出てきた。 小倉百人一首を題材にしているようだが、百人一首で坊主めくりしかしていない 無教養な私にはチンプンカンプン そこで、まず小倉百人一首の1番から・・・これが又、面白いものなんですね~♪ 口語訳と作られた状況の解説を読んでいるのですが興味深々。100番まで止められませ~ん 17番 ちはやぶる の口語訳 今の世ではもちろんのこと、いろいろ不思議なことがあったと言う神代の昔さえも こんな事があったとは聞いた事がありません。 1面に紅葉が散りしいて竜田川の流れる水を美しいくれないの色の絞り染めに 染め上げる等ということは・・・。 (業平が昔の彼女で今は天皇の女御になっている高子に請われ、自分達の恋を 歌に詠んだもの) 「今日は少々教えていただきたいことが・・・」 「失礼ながらお前さん方のわからないことぐらいは何事でも・・・」で始まる 落語『千早振る』 世の中には何事も知らないとは言えない性格の人がいるもの、 長屋のおとっつぁん(多分)から、百人一首の17番、ちはやぶる の訳を尋ねられ なんと・・・ 竜田川とは相撲取りで千早は花魁。美女の千早に一目惚れの竜田川が言い寄るも 千早「わちきは相撲取りは大嫌いざます」とポンと振られ、そのままでは引けない 竜田川。妹分の神代にも振られ、のちに千早は落ちぶれて悲観して水にくぐって 死にましたとさ・・・ざっとこんな解釈を教えたのです。 こんなデタラメなことを聞いたおとっつぁん、自分の娘に話して大丈夫?? それにしても100年も前にこんな小噺があったなんてオドロキ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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