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昨夜半からの雨模様
『古典落語大系』読み終わり!! 但し、1巻。まだあと7巻が控えております。 落語を読むとは、そもそも違和感アリ?? と感じていたのですが、ラジオもなかった時代は 速記者による速記本が、庶民の間では普及していたとか。 また、この本を手にしてから気付いたが現代も落語本は 噺家限定本等、巷に膨大な数が溢れているようだ。 (今、手元にあるのは69年発行) さて 落語には本筋に入る前に演目に関わりのある小ばなし(小噺?)が語られ、これを『枕』と言う そうです。 これの果たす役割はいろいろありそうですが、まずは小ばなしで笑わせて聴衆をリラックスさせる ことでしょうか。 面白く、示唆にとみ風刺の効いた小話から本題を思い浮かべられるでしょうか?? 『代脈』 当節は昔とちがって、医学というものがたいへんに進んでまいりましたが、昔はこれで だいぶあやしげな先生がいたものでございます。「でも医者」なんぞという、別にやることも ないから、医者でもやってみようかな、なんてひどいのがおりまして、こういう心細い先生に かかった患者こそいい災難でございます。 「あの人も医者にかからなければ助かったんだが、おしいことをしたよ」 なんてことがよくあったものでございます。 『提燈屋』 無筆でも 読める煙草屋 蝋燭屋 なんて川柳がございまして、昔はこれで無筆の者が大変多かったそうです。ですから 絵看板などといって、絵でもってわからせようてんで、いろいろな絵が描いてあったと 申します。 お職人衆などは、あまり学問などに重きをおきませんから、なまじ読み書きができると 仲間の受けが悪かったなんてことが実際にあったようで。 小ばなしから本題に、そして本筋にはない、おかしみのある{くすぐり}を経て サゲ(落ち)へと進む、聴衆を惹きつけずにはおかない、 本当によくできた大衆芸能であると感じます。 落語に興味のない方ごめんなさい お後がよろしいようで・・・ちゃんちゃん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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