|
カテゴリ:カテゴリ未分類
チョビッとの幸せ 小指の先ほどの幸せ招き猫 (=^・^=) 今日の落語 『大山詣り』 昔から、さまざまな方が、いろんな講中をこしらえまして、それぞれ信仰の神仏へ 参詣なさいます。ことに、夏になりますと、やれ富士山詣りであるとか、 大山詣りであるとか、講を組んでの登山参詣がなかなか盛んなようでございます ・・・・・・・途中、酒に酔って乱暴したり、喧嘩したりで、講元の世話人が ずいぶん迷惑したと・・・・・。 * 13人で大山詣りに出かけた一行、なかには酔っ払って乱暴を働く者もおります 「旅先で暴れたり、喧嘩したりするものがいたら、全員でそいつを坊主頭にする」 との取り決めを・・ 今と違って男も髪を大事にする時代、坊主になると言う事は、しくじり、不始末を 仕出かした証、大変に不名誉なこと ところが、帰りの道中、江戸まであと一歩の品川の宿で熊さんが大暴れ!! 怒った定と留が講元の吉兵衛の止めるのも聞かず、眠りこけている熊さん の頭をツルツルに・・・ さて翌朝、出発時もまだ寝ていてほって置かれた熊さん。 自分の頭にびっくり!! 宿に頼んで早や籠を手配。歩き道中の仲間を横目にひと足先に江戸へ戻る ここからが面白い!! 熊さんの考えた事は。。??? 残り12人の仲間の嫁さん全員を集め 「実は、九死に一生を得て自分は助かったが他の皆は寄り道先の船が転覆 全員が助からなかった、自分は知らせに戻ったら、あとは高野山でみんなの 菩提を弔うつもりで、ほらこの通り、頭をまるめて来たんだ」 はじめはイイカゲンな熊さんの言うことに半信半疑だった嫁さん連も これには信じはじめ「私もアノ人を弔うために尼になる~」 あれよあれよと言うまに全員が熊さんの手にかかって丸坊主!! そこへやっと帰ってきた亭主たち、怒った怒った!! 「やっちまえ~ 人の女房になんて事をしゃがるんだい」 殴りかかろうとすると 講元の吉兵衛さんが・・・ 「待ちなさい、これは目出度いことではないか」 もう、わかりましたか? 簡単すぎましたね、このサゲ(落ち)は 講元「大山詣りから無事に戻れた、おけが(怪我)なくて、おめでたい」 こうしてみると現代においても、使い古されたこうしたギャグが 古典落語から引用されて生きていることがわかりますね。 まだまだ飽きちゃダメですよ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|