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カテゴリ:日常のあれこれ
台風に続く大きな地震 刻一刻と報道されるたびに増していく被害の甚大さに呆然としている最中に 居住している地域を震源地とした地震が.... 中越沖地震ほどの規模ではなく被害は左程でもなく過ぎたと思う間もなく 夜半には大雨が降った模様。 (激しい雷鳴には気付いていたがいつの間にか眠ってしまっていた) 朝からも曇天ではあったけれど荒天と言う感じではなかったので テレビで我が地域(町)がピンスポットで 「昨夜。○○町で一時間で○○○ミリ(忘れた!)の記録が観測されました」と と大雨の報道が流れビックリ!! そして大雨に見舞われたこの地区でない地域でも床上浸水、道路崩壊の被害が あったらしい。 被害に遭われた方々が早く日常の生活に戻られますように願っています。 このような災害に見舞われた時、この本に出てくる奥ノ霧島の住民達なら どのように対処するのでしょうか。 商社勤めのかたわら、作品を発表していた著者が退職、作家活動に専念後 5年の歳月をかけた構想と取材の書き下ろし 『エンデの島』高任 和夫著 エンデとは「パンを買う金と株に投機する金は違うはずだ」 と金の奴隷にならない法をとく ミヒャエル・エンデのこと かって流人の島でもあった奥ノ霧島に取材に出かけた作家と編集者がみたものは 無給で働く町長と議員たち 地熱発電でCO2の排出をなくしたエネルギー供給 菜種油のリサイクルで動くトラックやバス 地域医療に生涯を捧げるUターンの医院長やボランティアの面々 地元民と移住民が共存できるシステムなどなど 国からの地方交付税をアテにしないで豊かに暮らす取り組みは 今の日本に本当に必要なことの数々である。 実現可能な夢なのかどうか? 読後の感想はそれぞれだと思いますが とってもイイ本に巡り会えたと感じています。 とっておきオススメ本です。 ただ、この広大な計画における出資者の存在が皮肉な結末ではありますが 最後までドキドキわくわく感の持続はうけあいです。 本の写真も撮らなかったので.... 自宅前の畑のおじさんが丹精こめた林檎の木 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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