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カテゴリ:こんな本読んだ
物騒なタイトルで(汗 これ読みました・・・哀しくもやさしい短編集と言う惹句に惹かれて 表題作のほか5編 『座敷わらし』もなかなか面白かったのですが これ これにハマった(笑 『爺捨て山騒動記』 20XX年 政府は、年金や健康保険財政の破綻に伴いついに65歳で定年になったサラリーマンを 生命的に追放する法案を可決した。 ・・・・つまり死刑と言うことネ 「若年企業勤務者処遇改善、年金及び健康保険財政の破綻防止、維持、 健全化のための企業 勤務者定年後の処分法」と言う法案 ・・・65歳で定年を迎えたサラリーマンは爺捨て山に行かなければならない 自営業者の男性や65歳を超えた女性はその限りに非ず なぜなら自営業者はもともと定年などなく身体の続くかぎり働いていたから 女性は何歳になろうとそれなりに(・・家事や子供・孫の世話など)世の役に立つ 働きをしているから ・・・・・だからココで言う女性のようにな~~んのお役にも立ってない ワタシなどは爺(婆)捨て山行きに決定!すなわち死刑ネ(泣 65歳で定年を迎えた男性が生き残る道はただひとつ 家庭・職場・友人のうち一人(合計3人)に必要だと言う理由書に 署名をして貰う事 この世にまだ必要な人間であると... 誰しも自分はこの世でもう不要だとは思いたくはない この男性もきっと誰かが理由書に署名をしてくれるだろうと・・・ 特に妻だけは受け入れないハズがない 定年の日 妻に理由書を差し出すと・・・ わかったでしょ!(笑 ・・・・今まで妻のため子供のためとどれだけ頑張って来たと思ってるんだぁと その自分がもう必要ないのかと、詰るオットにこの妻は 大事なその子供のために爺捨て山に行けと言う そして空いた職場のポストを我が息子に譲れと.....妻は言う 泣く泣く爺捨て山行きのバスに乗り込むと ・・・続きは本を読んで(笑 高齢者(65歳)雇用法改正案が可決したこの時期にこれを読んだのも なんだかなぁ なんですが 誰でも希望すれば65歳まで働ける法案が通って高齢者はやれやれ だけどそれは、これから就職しようと している若者たちの働くチャンスを奪ってることに ううう~~~~~ん どうすんべぇーーー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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