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*小泉ポチの『郵政解散』以来「嘘も方便」という政治的術策が国中に蔓延している。「騙される方が悪い」という反吐が出そうな風潮である。が、如何にお人好しな我々でもそうそういつまでも騙され続けることの大好きなマゾヒストで留まっているとも思われない。 *「ただなんとなく」というレベルだが、 橋下は駄目だろうという気が私はする。身から出た錆、闘う前から彼は自ら率先してハンデを背負い込んだ感がある。第一彼は大変な嘘吐きである。今日も勝谷大先生がいみじくも指摘していたが「政治家は嘘をついてはいけない」のだ。しかもテレビを通して嘘をついた相手が不特定多数の一般有権者なのである。 「出馬は5,000%ない」と断言したその「5,000%」という言葉も意味不明ながら、言ってることが支離滅裂で軽薄そのものであり、自民党大阪府連の副幹事長からして彼を推薦することにはかなり強硬に抵抗している。これまでの経緯が悪過ぎるのである。 「五年前から政界進出願望があった。参院選にも大阪市長選にも実は出たかったのだ」と今頃になって本人は言うのだが、だったら今更テレビ出演の調整がどうのこうのと泣き言を言えた義理ではないだろう。「準備はした、勉強もした、石原都政から地方自治の方策をパクリもした・・」というのなら、テレビ出演の自粛くらい事前にしておけってんだ! 私は彼は億単位の収入を蹴ってまで政治的野心に身を焦がす人間ではないと思っていた。政治家志望も結構だがなぜ今や「落ち目の三度笠」たる自民推薦でなければいけないのか?既に推薦候補を決めている共産党を除く各党に推薦依頼したというが、自公の紐付きの橋下を民主党他が推薦する筈もなく、これも彼が崇拝して已まない小泉ポチ譲りの術策に過ぎない。 作家・堺屋太一が密室談合まで用意して彼を担ぎ出した張本人だそうだが、彼にあるのはテレビのレギュラー出演が10本近いというダントツの知名度だけであって、彼自身が人気者であるわけではないのだ。「核武装しろ」だとか「大阪中ノ島をヌーディストビーチにしろ」だとか「日弁連は解体しろ」だとかいった、彼の言いたい放題の放言ぶりが面白おかしいから(?!)視聴率稼ぎに絶好ということでTV各局が競って過度に重用したに過ぎない。 自民党古賀選対に話を付け、大阪府庁で記者会見までして、本人もう府知事になったつもりかも知れないが、あまり有権者・選挙民を舐めない方がいい。評論家・宮崎某は「俺は橋下を愛していたんだな」(!)などと今夕方のテレビで述懐した。 宮崎もそうだが彼はテレポリティックスが生み出した奇形な怪獣に過ぎない。メディアはここでも無責任極まる大罪を犯している。彼らは視聴率という数字のためなら悪魔に魂を抜かれても構わないという極悪非道な連中である。つまりは「何が悲しくて我々があんなものを府知事に据えなければならないのか」ということなのである。 cf.弁護士橋下 徹公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月13日 19時32分02秒
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