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カテゴリ:about ME and LIFE
高3生恒例の夏休み三者面談。うぁっー来たーッって感じだった。もっともうちの場合、me&母&担任のつもりが運転手の父親まで混ざって四者面談だったけど。(学校はかなり田舎でバスがなかなか来ないから車で行ったのさ。) 慣れない&畑ばっかの細い道に戸惑い、迷いつつ学校に着いたのが1時15分頃。っつか… 面談2時からなんですけどーーー( ̄□ ̄;) しょーがないから30分くらいまで近くのコンビ二で時間潰して、学校戻って前の子の面談終わるのを待って、1時50分くらいに面談開始した。 正直、担任のハセ(45歳、♂、体育教師)と母親がほとんど話をしてた感じだから、あんまり内容は覚えてない。あたしは両親に挟まれて座っててテーブルを挟んで真正面にハセがいた。顔を正面に向けることも横に向けることもできなくて、あたしはほとんど下を向いてた。 なぜだかわかんないけど胸の奥に、ギュッと掴まれるような苦しさを感じていたから。なんか痛苦しい。 最初に「今日は留学する意味の確認を…」ってハセが切り出して、母がばーっと答えた。 「娘の今の学力ですと日本の大学は到底難しいし、受かったとしてもあまり行く意味のないような学校ですし…。とりあえず専門で1年間様子を見てから本人の希望の留学を…」 …すいませんねぇ、学力なくって(--;) 母の言葉は続く。 「本人は短大から留学っていう手も考えたみたいですけど、現代文や古文は全くできないし、日本史もビミョーだし、かと言って英語がずば抜けてるわけじゃないし…。はっきり言って受験は無理でしょう。 本人もしたくないみたいなんで」 マジひでぇぇ~( ̄□ ̄;)まあホントのことだけどさ~。おかんの毒舌にハセも笑ってるしッ(笑) しばらく色々話した後、母は「専門行った後様子を見てから、海外の大学へ行くなり、語学留学するなり、全く別の進路を考えるなりすればいい」ということを伝えた。 「私は娘が海外の有名大学に入ることを望んでいない。娘には生の英語と、この世には色々な価値観や考え方があることを学んでほしい。日本だけじゃなく。それが留学の意味で、それだけで十分だ。娘もそれを望んでいる」って。 私はこの言葉が嬉しかった。あたしの気持ちをよくわかっていてくれたし、なんの負担もなくてラクだった。でも「私に期待なんかこれっぽっちもしてないんだ」っていう劣等生ならではの寂しさを少し感じた。まあほとんど嬉しかったんだけどさ。 ハセは母の言葉にビックリ、感心していた。フツーの親だったらこんな考え方はしないらしい。むしろ、留学とは価値観や考え方を学ぶって意味もあるんだよってことを先生が親に納得させるものらしい。 ハセはあたしに言った。「じゃああとはあなた次第だね。良かったねぇ。それにしても(親を)よく説得したねえ。」 あたしは「いや、理解があったから…」としか言えなかった。胸の苦しさが最高潮で、鼻水をすすって涙をこらえながらの答えだったから。 ハセは続ける。「ご両親に感謝しなさい。お金がすんごくかかるんだから。恩返しもちゃんとするんだよ。」 「あなたがいなくなったら寂しいと思うよ。それでもご両親はあなたを送り出すんだよ。」 その言葉で遂にあたしの目から涙がこぼれた。たった一筋だったけど両親にもハセにも見られただろうな。 そんなこんなであたしの面談は終わった。他の人が一時間近くかかってるのに、あたしの場合は15分か20分くらいだった。一時間も続いてたら、あたしはくしゃくしゃの泣き顔で帰ることになってただろう。 前から感じてた、両親の愛情と優しさ。留学を考えなきゃなかなか気づけなかった。面と向かっては言えない。けどホントに感謝してる。あたしはあなた達の娘で良かった。あたしを生んでくれて、育ててくれて、惜しみなく愛をいっぱい注いでくれて…ホントにありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.08.03 18:52:20
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