きっと空が青い

もう１週間前になりますが・・・、

奈良市内の奈良町界隈を散策してきました。

修学旅行ではお馴染みの、東大寺や猿沢の池より

南に位置しています。

古い町並みをそのまま保存し、店内を改装して

おしゃれなカフェやレストラン、工房・工芸品店、吉野葛のお店

蚊帳布のお店・ガラス玉のお店　などなど点在しています。

奈良から電車で１０分の「法隆寺」に住んでいる友達が

案内してくれました。

１回電車を乗り継いで、自宅から１時間２０分で　ＪＲ奈良駅に到着。

奈良駅は今改装中です。

駅のすぐ隣に、移築保存された旧奈良駅舎がありました。

美術館？　と思うような　立派な建物ですね。

確かに壊してしまうのはもったいないです。

駅からバスもあるけれど、歩いて奈良町まで向かいました。１５分ほどです。

途中、商店街を抜けるのですが、これが結構おもしろかった。

奈良ならではのお菓子屋さんや雰囲気のある古本屋さんなどがあって、

最近テレビで見た『高速餅つき』の草もち屋の前も通ります。

お店の男性二人が　杵と臼で餅つきをするのですが

とんでもなく　高速の餅つきで、手をついてしまわないかと

ハラハラするアレです。

残念ながら実演を見ることは出来ませんでしたが、

帰りに通ると、丁度つき上がったところだったらしく　一箱買って帰りました。

杵つき餅はやはりすごく美味しい！　

今度行ったらまた買いたい！

ただ　「必ず本日中にお召し上がりください」と　何度も言っておられ、

隣にいたのおじさんが、「広島まで持って帰れるか」と必死で聞いていましたが

「遠くでも今日中に食べて頂けるなら大丈夫です」これまた必死で答えておられました。

絶対今日中　みたいです。

無理な場合は、その場で食べられる　１個売りもしていたので、いいかもです。

さて、奈良町に着きました。

これは漢方薬のお店。

軒先の掛かっている　赤い丸い干し柿（？）みたいなのは、この界隈特有の

厄除けの「庚申さん」（こうしんさん）。　赤い丸は、おサルさんです。

一般のおうちの軒先にも、かかっていました。

これがその庚申さんの神社です。

提灯の奥に、たくさんの「庚申さん」が吊られていました。

屋根には「見ザル・言わザル・聞かざるザル」のお猿さんが。

神社の前にあった「庚申さん」専門店を覗いたら

一連のお飾りが１万５千円　でした！　

ランチはおされなカフェで・・・。

ここは外装から改装してて「洋風建築」ですが、

表通りからは見えない工夫が（道路に案内の看板のみ）されています。

いわゆる「町家」形式の町並みなので、奥行きが広く

中庭にあたる部分を改築しているのです。

ガラス窓に　屋根が移ってますが、

これが表通りに面した家屋（木工細工のお店）になっています。

町の雰囲気を壊さないよう　考えているんですね。

ランチは９８０円でデザートコーヒー付き　とお手頃でした！

町の中心にある「元興寺（がんこうじ）」。

蘇我馬子が6世紀末に、飛鳥に建立した日本最古の本格的寺院、

法興寺（現在の飛鳥寺）の後身だそうです。

もともと奈良町の大部分は、元興寺の境内だったそう。（どんだけ～）

境内から見た　本殿の屋根。

これは驚くことに、唯一現存する　日本最古の飛鳥時代の瓦　だそうです。

（この写真に写っている部分のみ）

朝鮮半島から瓦職人を招いて、作ってもらったとの事。

現代の瓦とは違った形　（扇型）をしています。

最後に、　お茶しに　カフェ「てんてん」へ。

フォーク歌手の故「河島英吾」の奥さんがされています。

内部は　レトロないい感じ。

ＮＨＫの「あおによし」のロケにも使われたそうですが、

わたしは見てないので・・・う～ん。

落語家さんと交流があるようで、たくさん写真が飾ってありました。

以上、まったりした　良い日でありました。

長々、お付き合いくださり　ありがとうございました。

最後におまけ・・

案内してくれた友達から貰った

手作りトトロ（おじゃみ）。