カテゴリ:仕事のこと
軽い認知症のあるTさん(女性)。 老健入所の準備ために、お試しで老健ショートを利用されました。 息子さんの虐待(って言葉は辛いですが)があった時に Tさんの非難の場所を確保するためです。
息子さんも納得して協力してくださいました。 しかしTさんご自身は、何故2泊3日ここに来ているのか分かっていません。 説明した時は納得されても、すぐに忘れてしまうからです。
エレベーターで3階まで行き、出たところがリビングです。 一番奥のソファに、Tさんが所在なさそうに座っておられました。 近付いていくと、ジッとこちらを見ていたTさんの顔をパッと明るくなりました。
「Tさん、こんにちは!」右手を上げると、Tさんも満面の笑みで右手を上げて、 右手と右手を合わせて ハイタッチ!! 「来たよ。」 「来てくれたんね。」 「夜はよく寝られた?」 話しが弾みます。
自宅では、どうしても息子さんとばかりの話しになってしまいます。 お耳の遠いTさんに、ゆっくりじっくり話しかけていると 息子さんが割って入ってきてしまうからです。
腰痛も落ち着いてきたので、そろそろ元のプランに戻そうか と息子さんと相談していました。 今日はじっくりとTさんの気持を伺うことができました。
1時間半後、老健を後にし ご自宅を訪問しました。 息子さんと、Tさんの希望を踏まえたプランの相談をしました。 基本的にお母さんが大好きで 大切に思っておられる息子さん。 Tさんの希望を最大限生かすプランでいこう と意見が一致しました。
今日は久しぶりに充実感を得ました。 神さま、すべて整えてくださって ありがとうございます。 Tさん親子をこれからもよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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