きっと空が青い

うちの事務所から　バイクで５～６分の所にある『事業所K』さん。

デイサービス

ヘルパーステーション

居宅支援（ケアマネ）事業所

をされている。

デイサービスなど、介護保険が始まる前からされているので

かなり実績のあるところ。

そこの経営者さん（Tさん）から昨日、突然お電話があった。

「居宅支援事業所を閉じることになった。

そちらに近くにお住まいの利用者さんを　受けてもらえないでしょうか。」

と言われて、驚いた。

実は　Tさん６年くらい前から　うちの教会に出席されるようになった

クリスチャン。

娘さんが　ずっと以前から教会員で、わたしは娘さんの方をよく知っていた。

Tさんが介護保険の事業主とは知っていたけれど

教会では立ち話し程度（しかも仕事の話はほとんどしなかった）で

近くなのに、お仕事の現場も見たことがなかった。

希望される方は何人でも受けて差し上げたいのだけど

悲しいかな、いろんな数の事情から４ケース受けるのがやっと。

Tさん　今朝、うちの事務所に来てくださった。

ケースのアセスメントなどのすべての情報を用意して。

利用者さんには、既に事情を説明して　納得いただいているとの事。

数ヶ月前に長く勤めたケアマネさんが、定年で辞められ

次にハローワークからの紹介で来られたケアマネさんが

とんでもなかったらしい・・・。

うちの事務所の中で、管理ケアマネと一緒にお話を伺っている時には

そのトラブルについての話はなく、ひたすらケースの説明をされていたのだけど

玄関を出て　お見送りした私と二人きりになった時には

Tさん　安心したのか、そのトラブルのことを少し話された。

かなりこじれてしまっている感じだった。

人を雇う　と言う事はたいへんな事なんだなぁ～

と痛感した。

でもTさん、「こんな状況にあっても　守られているのよ。」

と明るい表情で　祝福な出来事も話してくれた。

従業員とのトラブルで、ひとりでケースの振分けに奔走しているTさん。

泣きたいくらいだと思うのに、表情はあかるく

強い人だなぁ　と心底感心した。

ほんとうに守られているんだなぁ。

余談だけれど、

4ケース受けられます。　と返事していたのだけど

実際持ってこられたのが６ケース。

実は昨日、これまた近くのMケアマネ事務所に４ケースお願いに行ったのだけど

そこのケアマネの対応があまりに事務的で、すごく不安になり

「この方は心配・・」という利用者さんを　渡せなかった。

２ケースは持ち帰ってきてしまった　というのだ。

気の毒で、ほんとうはその２ケースも受けて差し上げたかった。

今の収入の「枠組み」が働きを狭くしています。

なんとかならないものか　と思う・・・。

Tさんがお願いに上がった事業所の中には

「その辞めるケアマネもケースも、まるごと全部なら　引き受けます。」

というところがあったそうだ。

もちろん、そんな「商売」の事業所は丁寧にお断りした　と言っていた。