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きっと空が青い

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2011.01.14
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カテゴリ:その他

まだ子供達が小さかった時、すごく仲良くしていた 教会の友達(Yさん)がいた。

Yさんは私より確か4才下で、子供同士も同じような年頃だった。

 

 

うちの長女が8歳くらいの時に、Yさんは隣の県に家を買い 引っ越しをした。

しばらく、行き来して よく会ったり電話したりしていたのだけれど

そのうち、お互い子育てや仕事で忙しくなり

いつの間にか年賀状だけのやり取りになっていった。

 

毎年 年賀状に「今年こそ会いたいね」 って書いていたが実現できず

何年も過ぎていった。

 

 

それが数年前、わたしが大きなドジをしてしまい

申し訳なくって もう私から連絡できないわ~ ということが起こった。

 

 

8年位前になるだろうか、

Yさんから「年賀は失礼します」という喪中はがきが届いた。

実家のお父さんが亡くなった との内容だった。

まだお若かったお父さん。

しかも Yさんはお父さんを、とてもとても愛していた。

ショックだっただろうな~。かわいそうに・・・。

 

 

と思ったのに・・。

あぁ それなのに、それなのに雫

 

なんと、私は年末に年賀状を投函してしまったのだ。

 

ドジ・バカ・間抜け・・・

アホにも程がある。

正月が明けてから気が付いた。

 

 

もう、真っ青だった。

ごめんなさい! 

今 考えたら、すぐ電話して謝ったら良かったのに

と思うけど、電話したら 彼女はきっと「いいよ。気にしないで。」

って言うに決まっている。

 

でも そう言わざるを得ないYさんの胸中を思うと、本当に申し訳なく

「ごめんね」と言う勇気さえなかった。

 

どうしよう どうしよう・・・

オロオロしている間に時間はドンドン経ち、

結局 行動を起こせないまま月日が過ぎてしまった。

 

 

 

それから数年して、ある機会に ご主人がうちの教会に一度来られた。

その時、事情を話し

本当にごめんなさい とお伝えください とお願いしたのだけど

その時に亡くなったいきさつを聞いて 

ますます辛くなった。

 

 

まったく元気だったのに、馴染みの近所の銭湯に入っている時に

突然亡くなられた というのだ。

 

何の心構えもなく、お別れも言えずに・・・

どんなに辛かっただろう。

 

あぁそれなのに わたしは呑気にも

お年賀はがきを出したんだ。。。

大好きだったYさんに、もう二度と顔を合わせられないわ・・・。

                    (~ つづく ~)

 






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最終更新日  2011.01.14 22:44:03
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