カテゴリ:その他
まだ子供達が小さかった時、すごく仲良くしていた 教会の友達(Yさん)がいた。 Yさんは私より確か4才下で、子供同士も同じような年頃だった。
うちの長女が8歳くらいの時に、Yさんは隣の県に家を買い 引っ越しをした。 しばらく、行き来して よく会ったり電話したりしていたのだけれど そのうち、お互い子育てや仕事で忙しくなり いつの間にか年賀状だけのやり取りになっていった。
毎年 年賀状に「今年こそ会いたいね」 って書いていたが実現できず 何年も過ぎていった。
それが数年前、わたしが大きなドジをしてしまい 申し訳なくって もう私から連絡できないわ~ ということが起こった。
8年位前になるだろうか、 Yさんから「年賀は失礼します」という喪中はがきが届いた。 実家のお父さんが亡くなった との内容だった。 まだお若かったお父さん。 しかも Yさんはお父さんを、とてもとても愛していた。 ショックだっただろうな~。かわいそうに・・・。
と思ったのに・・。 あぁ それなのに、それなのに
なんと、私は年末に年賀状を投函してしまったのだ。
ドジ・バカ・間抜け・・・ アホにも程がある。 正月が明けてから気が付いた。
もう、真っ青だった。 ごめんなさい! 今 考えたら、すぐ電話して謝ったら良かったのに と思うけど、電話したら 彼女はきっと「いいよ。気にしないで。」 って言うに決まっている。
でも そう言わざるを得ないYさんの胸中を思うと、本当に申し訳なく 「ごめんね」と言う勇気さえなかった。
どうしよう どうしよう・・・ オロオロしている間に時間はドンドン経ち、 結局 行動を起こせないまま月日が過ぎてしまった。
それから数年して、ある機会に ご主人がうちの教会に一度来られた。 その時、事情を話し 本当にごめんなさい とお伝えください とお願いしたのだけど その時に亡くなったいきさつを聞いて ますます辛くなった。
まったく元気だったのに、馴染みの近所の銭湯に入っている時に 突然亡くなられた というのだ。
何の心構えもなく、お別れも言えずに・・・ どんなに辛かっただろう。
あぁそれなのに わたしは呑気にも お年賀はがきを出したんだ。。。 大好きだったYさんに、もう二度と顔を合わせられないわ・・・。 (~ つづく ~)
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