きっと空が青い

東日本大地震で被害を受けられた方々に

心からお見舞い申し上げます。

今こうしている間にも救助を待っている人や

ご家族の安否がわからない人に、

 どうか一刻も早く救助救援がありますように。

余震が大きくないことを祈ります。

こんな時こそ希望を失わず

助け合い支い合えますように。。。

3月11日午前7時、八重山諸島2泊3日のツアーに出発した。

石垣空港に降り立ち、そのまま石垣港から

ジェット船に乗って　竹富島を目指している途中、 

教会スタッフのOさんから携帯に電話があった。

さっき東北の方で大きな地震があった。

津波警報が出ているが、ご存知ですか。

かなりの規模の地震のようです。

津波警報に十分注意して。

困惑していうる内、5分後に竹富島に到着。

決められた観光コースを不安なまま徒歩で周る。

添乗員さんも社からの連絡で地震の事は知っているようだった。

4時すぎ、港の方向から　大音響の放送が。

「大津波警報が発令。5時の船が最終です。お急ぎください。」

他の観光客もたくさんいた。

みんな乗れるのかな？　と思いながら

添乗員さんの指示に従う。

最終便になんとか乗り込み、今夜泊まる予定の小浜島に向かった。

気のせいか？さっきよりスゴくスピードをあげている。

小浜島にはいい意味で何にもない小さい小さい島。

その小浜島のホテルに着き

テレビの画面を見て言葉を失う。

大津波警報が発令されているので

明日宿泊予定の西表島には渡れません。と添乗員さん。

西表島どころか石垣島に戻れないと飛行機で帰れない。

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翌日3月12日。　警報が解除になるまで動けないので

部屋で待機しておいて　と言われ

ずっと部屋でテレビをつけていた。

途中で見てて気分が悪くなり消したが、消すとすることもなく

情勢が気になり、またつける。の繰り返しをしていた。

チェックアウトぎりぎりの11時、添乗員さんが

「この時間に限り1台だけ船を出す　と言ってくれている

急いで用意をして集合してください！」

部屋で待機と言われてたので、写真もろくに撮ってない。

大慌てでロビーに集合し、ホテルの外で秒単位で写真を撮って

バスに乗車。

そのまま、小浜島港から石垣島に戻った。

午後1時前だった。

今日の午後は予定を変更して、石垣島を観光します

と添乗員さん。

急な予定の変更で、添乗員さんもテンヤワンヤで気の毒だった。

石垣島での昼食の準備や移動の確保。ホテルの予約を

社が必死でしているようだった。

観光バスは手配できず、結局タクシー7台で周った。

実は2日目の西表島のホテルがこの旅行のメイン。

それが残念なことに、石垣島のB級ホテルとなった。

しかし、空港や駅で足止めになっている人の事を思ったら

贅沢は言ってられない。

旅行は非日常を楽しむものだけど、

災害が起こっている時に非日常にわが身を置くことは

反対にストレスになることがよくわかった。

くつろぐはずの部屋で災害地の被害状況に愕然とし、

外に出れば　慣れない環境と人との関係に神経を使い、

自分が自分でないような変な状態になった。

一緒に行った夫に言うと、夫まで気分が悪くなるだろうと

口には出さず我慢していたのも

今考えると良くなかったのかもしれない。

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旅行最終日の13日。ようやく津波警報は注意報になり

西表島までの船に乗れるというので

朝8時にホテルを出発して、西表島に向かった。

帰りのフライト時間に間に合うよう逆算して、4時間半。

西表島と由布島をを観光。

そして、また石垣島に戻って、夕方の飛行機で関西空港帰ってきた。

旅行前、天気予報は降水確率５０%だった。

しかし結局3日間、雨は1滴も降らなかった。（夜中以外は）

それは感謝だった。

でも空は曇っていて、本来は青い海も（一時を除いて）グレーだった。

それは今回の旅行中の私の心と同じ色だった。

いつもの旅行の十倍疲れた。。。

今日も今までに経験のしたことのない体調の悪さで

胸のむかむか・耳の奥の耳鳴り・頭痛が続いている。

仕事も休ませてもらった。

テレビも極力避けている。

（携帯のニュース速報だけ確認している。）

被災された人を思うと、なんと贅沢な　と思う。

ブログに書くか迷ったけれど

精神安定のために書かせてもらった。

気まぐれに消すかもしれませんが、ごめんなさい。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。