カテゴリ:その他
私たちの街に『キャンナス』の支部が出来ました。 今日は午後から、その発表会(説明会)に参加してきました。
『キャンナス』とは、簡単に言うと 有償ボランティア訪問看護(介護)サービス。
ホームページには 相互扶助の考えのもとに、みんなが安心して暮らせる社会にしたい。 キャンナスは、介護保険制度下では対応しきれない滞在型訪問介護のスタイルを 貫いて、地域に根付いたボランティア団体として全国各地で活動しています。 とありました。
介護保険制度は発足当時とは内容がウンと変わってきました。 締め付けは これからも加速すると思われます。
介護保険だけで要介護者の在宅生活を支援するのは 本当に厳しくなってきました。
『キャンナス』は看護師だけでなく、介護福祉やヘルパー2級の介護職 そして主婦も登録でき、仕事内容によって派遣先を振り分けるようでした。
民間の介護保険外の訪問サービスは たくさんありますが、 料金が高く、ほんの一部の方した利用できません。
こういう社会資源が増え 選択肢が広がるのは ケアマネとしては とっても有難いことです。
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湘南にある本部から、代表の菅原さんという方がこられていました。
ご自身がおばあさま・義母・実父・実母の介護をしてこられた経験から この会を16年前に立ち上げた とお話したおられました。
その具体的なお話は、私たちが日ごろ現場で遭遇していることとダブり とても共感できました。
また、この度の東北被災地への支援活動のお話もあったのですが、 その中で、現地の方々が 「ぜひ伝えて欲しい」と言っておれることを 教えてくださいました。 ここでも、シェアさせて頂きます。
一つは、被災地のことを忘れないでください。 二つ目は、物見見物でも何でもいいので、ぜひ東北に来てください。
というものでした。 ボランティアをするのでなくても、食事をして遊んで帰ってくださるだけでも 十分支援になる ということでした。
菅原さんご自身は、 ★地震を他人事と思わず、3日分の家族の食糧・飲料を用意してください。 ★一番困る事の一つはトイレ。大人用の紙おむつをぜひ用意しておいて欲しい。 (紙おむつをトイレに敷いて用を足す。ゴミとしてまとめておける。)
当初、避難所のトイレが大変なことになっていた と話されていました。 菅原さんたちは、ビニル手袋はめて てんこ盛りになった汚物を かき集めて トイレを清掃したらしいです。 偉いです。 頭がさがります。
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話がちょっと脱線してしまいましたが・・・、 休みを返上してお話を伺いにいった甲斐がありました。
実は 私が3月に戻る予定の事業所は 介護保険が始まるずっと前に立上ったNPO法人。
現在は介護保険事業をしていますが、 「相互扶助」「地域コミュニティー」が根底にあります。
そこが今、いろんな意味で岐路に立っており、 そこに帰る身として・・・
とても考えさせらた日となりました。
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