きっと空が青い

弟の財産は

私しか相続する者がいませんでしたが、

「放棄」することにしました。

亡くなってすぐ　大きな借金があることが分かりました。

（先日　書いた通りです）

プラスの財産（土地や自宅）の価値を

専門家に評価してもらったら

名義変更の登記簿代や

不動産屋さんへの売却手数料やら

売却時の所得税やら

残された荷物の処分費やら・・

の出費が発生し、

相殺して　５０万円くらい残る？

って感じでした。

しかも、ちゃんと不動産が売れたら・・

の話です。

うちの全財産かき集めて　弟の借金の肩代わりをしたとして、

（一日でも早く払わないと　利息がバカになりませんから）

あとで　ゆっくり不動産を売って

お金を返してもらう・・・

なんて作業は、

精神的にも　体力的にも　無理でした。

「相続放棄」をすると

弟の残した物は基本、触れなくなるので

「放りっぱなし」

にすることへの　罪悪感で

しばらく苦しみましたが

どう考えても　無理でした。

あとで、従姉や叔母に報告した時も

「そうそう。それでよかったよ。」

と言ってもらえ

ちょっと救われました。　

「相続放棄」の手続きは

法律の専門家にお願いしました。

先日、家庭裁判所から「承認」の知らせが来て

法律的に完了しました。

「相続放棄」しても

財産の管理や保全をすることは

OKらしいので

自宅のガス・電気・水道・電話・テレビの契約等は

解約の手続きが終わりました。　

あとは、管財人が立てられ　

不動産は競売にかけられ

滞納している租税や

抵当権を持っている　ローン会社に

お金が支払われるのだと思います。

先日　管理人さんに最後の挨拶に行きましたら、

同じマンションで　弟のあとに　2人も

自ら命を絶たれたと　お聞きし

驚きました。

この1つのマンションだけで　この数ですから

日本全体では　どんな数なのでしょう・・。

3万人　って言われているけど

もっとおられるのかも　と思いました。

本当に悲しい現実です。