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テーマ:スノーボード(6003)
カテゴリ:SNOW
もう11月の終わりだっていうのに、今シーズンはまだ雪山に行っていない…
ちょっと実家の自分の部屋をガサガサ物色していたら、10年前のリフト券が出てきました。日にちを見ると“11月6日”の谷川岳天神平スキー場でした。 振り返るとちょうど錦糸町の専門学校に通っている学生時代です。この頃は SNOWBOARDに一番夢中になっていたし、本気でプロになりたいなんて考えていた時代でした。専門学校の友達同士で僕のBOARDの師匠であるO橋さんを中心にみんなでチームを作って、学校よりも勉強よりも何よりもSNOWBOARDが優先してました。 冬休みが終わって学校が始まっているのにまだ雪山から帰ってこなかったり、金がないからO橋さんのハイエースで車中泊をしながら何日も金が底を尽きるまでスキー場を渡り歩いたり、みんなでただ普通に酒を飲みに行っただけなのにSNOWBOARDの話しが盛り上がってそのままの勢いで雪山に出発しちゃったり、夜中に寝ていたらいきなり電話が鳴って友達からの「今から出発!」の一言で慌てて30分ぐらいで用意して雪山に出掛けたり、振り返ると楽しい思い出ばかりです。 あの当時は、11月の前半なんてまだ雪も無く人工降雪機でコースも狭いのが1本だけだって分かっているのに車で3~4時間かけて群馬県まで行っていたんですからね。しかも11月中だけで3、4回も…、雪質が最高な時期になると毎週末にはスキー場に絶対にいましたからね。1シーズンに30~40回はスキー場に行ってました。ローカルな奴なら普通の回数でしょうが、東京に住んでいて、さらに何回かは常磐線で1時間かけて茨城に1回帰ってから雪山に出発したりもしていたんです。今じゃ考えられません。 週末のリフト券代がなくなっちゃうからってお昼ご飯を我慢したり、1日のご飯を「フランスパン」1本で過ごしたこともありました。フランスパンのスゴいところは、平井の西友とかでデカいフランスパン1本が約¥130ぐらいで買え、これを食べ始めるとだいたい半分も食べ切らないうちに、フランスパンの堅さで噛んでいるアゴが疲れて、何となく満腹のようになってしまうんです。コンビニ弁当なんて¥500もして一瞬に食べ終わって、当然夜にはまた空腹になっちゃいますが、フランスパンなら1日十分にもちます。1日の食費を¥130で抑えるのは大きいですからね。 リフト券代も必要だしちょっと贅沢したい時は、たいして仲良くなかったクラスメイトのアパートにみんなで遊びに行きました。そいつの家は実家が肉屋でよく実家から肉が送られてくるので、いつも冷凍庫にギッシリと肉が詰まっていたんです。缶ビールの1本でもそいつに持って行ってやれば、あとは勝手にみんなで焼肉パーティーの始まりでした。 今でもそいつに感謝していますが、ぶっちゃけ名前も覚えていません… 金は無いけど雪山には行きたい…こんな専門学生時代でした。 そういえば…当時どうしても新しい板とかが欲しくて“出世払い”で兄に借りた20万円まだ返してないことをすっかり忘れていましたが思い出してしまった。あぁ、お兄様、このblogを読んでしまったのなら、肩書きは社長ってことになってますが、「現在、無職。趣味が居酒屋経営」なんで、結局まだ出世してないんでもう少し待って下さい。 たった1枚のリフト券から、スゴく雪山に行きたくなって、なんとなく懐かしい思い出を思い出し、さらに借金のことも思い出し、ちょっとセンチな気持ちになってしまった夜です… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/30 11:06:41 PM
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