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2007.07.06
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テーマ:ハムスター(1891)
カテゴリ:思い出
             前回ブログに書きましたが
      あまりにも多くの死と向き合い悲しみにくれてるとき 
      虹の橋という詩に出会いました。
             もし あなたの愛おしい 
          友・子(ペット)が亡くなった時に  
     少しでも前向きになれたらと思い紹介させていただきます。
      ペットを飼われてる方はご存知かもしれませんが・・・


     



               虹  の  橋

     天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
    この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
      そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
         食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、
            みんな暖かくて幸せなのです。


        病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
          傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
              元のからだを取り戻すのです。
             ・・まるで過ぎた日の夢のように。


    みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
   それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
             ここにいない寂しさのこと・・。


         動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
     でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
        その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。

        突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
             速く、それは速く、飛ぶように。
              あなたを見つけたのです。
       あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
          そしてもう二度と離れたりはしないのです。


            幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
          あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
      そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
          あなたの人生から長い間失われていたけれど、
         その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。


       それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。

                     ★  ★

          けれど、動物たちの中には、様子の違う子もいます。
             打ちのめされ、飢え、苦しみ、
           誰にも愛されることのなかった子たちです。
        仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、
         橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。
          この子たちには、特別な誰かさんなどいないのです。
           地上にある間、そんな人は現れなかったのです。


        でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、
             誰かが立っているのに気づきます。
           その人は、そこに繰り広げられる再会を、
            うらやましげに眺めているのです。
          生きている間、彼は動物と暮したことがありませんでした。
            そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、
               誰にも愛されなかったのです。


      ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。
        どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。


          そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、
              そこに奇跡が生まれるのです。
          そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。
             地上では巡りあうことができなかった、
            特別な誰かさんと、その愛する友として。


        今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、
          苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。


      彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。


                  ★    ★

      こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、
         「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
       そこではいつもシトシト冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、
           悲しみに打ちひしがれています。
        そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、
           特別な誰かさんの流す涙なのです。

     大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、
        仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。
       ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・。

     でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、
            出て行かない子達もいるのです。
  
    地上に残して来てしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、
      とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
         地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、
            同じ悲しみに凍えているのです。

       死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
     同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、
       あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。
    地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、
          「虹の橋」を創りあげているのです。

     ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。
     彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。
       そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。

             命の儚さと愛しさを。
        束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。

        その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
      癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。

             思い出してください。
    動物達が残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。

      それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
       「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。


        信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから・・・。







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最終更新日  2007.07.07 15:07:16
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