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テーマ:クリスマス(2746)
カテゴリ:外国語詞和訳
25周年にあたる今年に新作(8枚目)が出た
スペシャル・オリンピックス支援のためのクリスマス・アルバム 『A Very Special Christmas』シリーズ。 その第1作『A Very Special Christmas (クリスマス・エイド)』(1987年)に収録され シングルカットされたのが Run–D.M.C.の「Christmas in Hollis」です。 クラレンス・カーターのソウル・クリスマスソング 「バック・ドア・サンタ」(1968年。アレンジを完全に変えたボン・ジョヴィによるカバーが『A Very Special Christmas』に収録) のイントロをサンプリングしたもの(BPMは落としてある)をループさせ 「ジングル・ベル」「フロスティ・ザ・スノウマン」「Joy to the World(民みな喜べ,もろびとこぞりて)」 という定番ソングを散りばめています。 前年(1987年)にエアロスミスとの『Walk This Way』を大ヒットさせ ヒップホップとロックの大きな壁(特に人種的な意味で)をぶち壊した 彼らおよびプロデューサーのリック・ルービン(デフ・ジャム創業者。ユダヤ系)にとって ヒップホップとクリスマス・キャロルの融合というのは、おあつらえ向きのテーマですね。 ミュージック・ビデオ(YouTubeのRUN-DMC VEVO) http://www.youtu.be/OR07r0ZMFb8 前半はヒップホップのメンタリティである一攫千金をクリスマスに絡め 後半は彼らの地元ニューヨーク、クイーンズ区ホリーズ(ホリス)の 黒人家庭のクリスマスの情景をライムにしています。 歌詞の和訳 http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3023/#hollis ------------------------ ヒップホップのクリスマス・ソング、しかもハッピーな内容ということで 使い勝手がよいのか、映画やテレビでしばしば使われています。 最も有名なのは 翌1988年公開の映画「ダイ・ハード」。 バブル期の日系企業(!!)がロスに建てたハイテク・ビルが舞台。 キャリア・アップのために別居して勤務する妻に会うため 会社のクリスマス・パーティーにラフな服装で訪れるニューヨークの刑事。 カリフォルニア気質に面くらい 社長が用意したリムジンの後部座席にふんぞり返ることもできず助手席に座る。 運転するチャラい黒人の兄ちゃんがかけたクリスマス・ソング(と彼には思えなかった)が 「Christmas in Hollis」です。 ブルース・ウィルスが演じるジョン・マクレーンは場違いな所に招かれ そしてそのまま武装した集団との孤独な闘いに巻き込まれるのですが その場違い感を表す小道具としてこの曲は使われています。 (エンディングでは、めでたしめでたしという感じでヴォーン・モンローのスタンダード・ナンバー「Let It Snow」が流れます。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/12/24 06:24:13 AM
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