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カテゴリ:本や漫画の感想
これは連れ合いがオススメした本。 他に「超高速!参勤交代」も続編とともになぜかおすすめされてます。 そんな連れ合いの本棚に並ぶのは、東野圭吾さんとか、伊坂幸太郎さんとか、池井戸潤さんとかの小説です、そこらへんはおすすめされたことがありません(^0^) 本の帯に博多華丸さんと富田靖子さんのお写真があったので もう完全にそのお2人の姿でもって本編も読みました(^0^;) 戦争を経て、博多の町で明太子作りを始める主人公と、彼を見守る妻とのお話なのですが。 ちょうど個人的な偶然がありまして。 うちの父親が 要介護1なのですが ちょっとぼけてきてまして。 この前実家に帰った時のこと。 その日はちゃんと父の話を受け止められなくて。 父がいきなり「めんたいと言う魚がいる。それの卵が明太子になった」と言い出しまして 調べて「いや、スケトウダラの卵らしいよ」と教えても 父が譲らず なんだか私も意地になってしまって「いや、スケトウダラなんだってば」と言い合ってしまい あ〜、なんだかな〜、悪かったかな〜と言うやり取りを ちょっと思い出した本でもありました(^^;) 本編は もうこの文章がそのまま映画になれるんじゃないかと思うくらい、 これはもう映像化するしかないと思うような感じでした。 肝心の明太子の味をどうやって出していったかはちょっと謎のままでしたが(^0^;)、 それ以上に夫婦の絆のお話ですよね。 戦中から戦後にかけてのお話なんですが、 離れ離れになりながらも、戦争にも引き裂かれることなく、愛する奥さんと奇跡の再会を果たし その後はそれでも飲み屋のお姉ちゃんと 奥さんに隠れてこっそりと定期的に飲みながら(^0^;)、でも! 自分の夢を叶えた男とその奥さんのお話。 しょうがないな〜って思いながらも、でも完全に憎めない主人公です。 華丸さん、きっとパーフェクトに演じられると思います。 さらには徐々に拡大するお店の従業員たちとの絆も描かれてましたね。 暖かい、夢にかけてきた人たちの体温が伝わってくるような、そんなお話でした(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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