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アメリカ大リーグの最高左腕“ビッグ・ユニット”こと、R・ジョンソンが正式にヤンキースに入団した。昨年のシーズン途中からトレードの話題が絶えず、昨年末にはドジャースの石井投手やグリーン選手を交えた大型トレードにまで発展した。結局、石井投手だけが蚊帳の外になっただけで、一応のトレードは成立した事になった。
ヤンキースは2000年のメッツとのワールドシリーズを制覇して以降、チャンピオン・リングを手にしていない。毎年の様に地区優勝はするものの、プレーオフで涙を飲む形になっている。ポイントとなるのは2002年のプレーオフでエンゼルスに敗れた際に、相当数の主力を放出してしまった事。新たに他チームから主力を補強したが、少し油を注げば動き出すものを、半ば総取替えしてしまった為に、思う様に動かなくなってしまったのである。 確にプロなのだから勝ってナンボかもしれないが、何でもかんでも入れれば良いというものではない。況して毎年の様に地区優勝できるだけでも相当なものである。気性の激しいオーナーの眼差しに耐えながら、最低限の成績を残しているのだ。数年前のジラルディ、年開け早々にFAで獲得したティノ・マルティネス(2002年のオフに放出された選手)のヤンキース復帰は、オーナーの考え方が間違っていたという最大の証拠ではないだろうか。ティノ・マルティネスの打撃は然程の破壊力もないが、守備はジオンビーより遥かにウマイし、ヤンキースの象徴の様に紳士である。 話をジョンソンに戻して、彼がヤンキースに入団した事で二つばかり気になる事がある。一つはヒゲ、そして長髪である。まぁ、長髪はマリナーズ時代までだし、ヒゲにしても以前ヤンキースに在籍し、今年から宿敵『レッド・ソックス』に移籍したデビット・ウェルズは堂々とヒゲ面で活躍していたから問題はないと思っている(同年齢のヒゲ左腕対決は楽しみである)。勿論、ジョンソンがオーナーを黙らせるだけの働きをすれば、という条件は付くが……。 ジョンソンはプレーオフで活躍できないという弱点があり、2001年のワールドシリーズの時は同僚のシリング(現在はレッド・ソックス)の活躍が刺激となって勝ちを納めたが、ヤンキースというチームの中で、宿敵『レッド・ソックス』とのレギュラーシーズン、そしてプレーオフの再対決となった(特にシリングの)時に力を如何なく発揮できるかがカギになるだろう。 レギュラーシーズンのジョンソンは15勝もできれば御の字だろう。アメリカン・リーグは強打者が多いし、常にマスコミに書き立てられるヤンキースなだけに精神的に疲労するだろうから。とはいえ、彼には八面六尾の活躍を期待しているのだ。ガンバレ! ランディ・ジョンソン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.15 23:14:08
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