|
カテゴリ:カテゴリ未分類
長々とお話してきましたが、いよいよ胃カメラ・鼻カメラ編も終わりです。
検査室に入ると私の担当医さんがパソコンに向かって何か無心に書き込んでおられます。おそらく前の方の検査結果でしょう。 私はというとすぐに看護婦さんに促され、テレビ画面みたいなのがくっついた機械の隣の台に寝転ぶよう指示されました。 もちろんテレビ画面の機械の方を向いて横向きで寝転ぶと、看護婦さんが毛布をかけて下さいます。 看護婦さんがいろいろな器具を用意されるカチャカチャという音、担当医の先生のキーボードを叩く音だけが響く…地味にビビり始めた私 後には引けないけれど、できたらこのまま逃げ出したい気分です。 「やめるって言おうか…いや、そしたらきっとパパにもう一度放り込まれて二度手間になるだけだし…また準備からやりだすのはもったいないし…それにこの鼻のチューブ付けたまま逃げ出すわけにも…鼻カメラで順調に検査が進んでまったく辛くありませんように!!」最後は祈る思いです 担当医の先生がようやっとやってきて 「はじめましょうか?ちょっと顎を引き気味にしててくださいね~」 と声をかけて下さったときには緊張のピークでした。目の前の鼻カメラの管らしきものの先っちょを液体につけはりました。虹色にピカピカ輝きながら水の中で先生の手先の指示通りにその管は動いて水分をぷーって吐き出したりしています。 消毒しながら最終チェックでもしてはったのか、もしくは中の方までの消毒確認だったのか、はたまたちゃんと動くかどうかの確認だったのかはわかりませんが、その後は管の光っているところから7,80cmくらいまでを透明のジェルで塗りたくりはりました。 準備完了…スタートです。 私の鼻に刺さっている鼻チューブをちゅるちゅるっと抜かはりました。 そして、ぴかぴか光っている内視鏡の管が私の鼻の中に入って行きました。先生が見ている先にはテレビ画面があります。 …ん?全然苦しくありません。私の後ろでは看護婦さんがずぅっと背中を優しく撫でさすってくださっています。 「鼻の奥ですよ~。のどの方に行きましたよ~。」と言われますがまったく違和感一つありません。ところが喉の奥に行った時、初めてちょっとつらくなりました。 「鼻カメラを、普通の食べ物を飲み込むようにしてごっくんって飲み込んでください。」って言われた時です。 ずぅぅっとつながっているものを飲み込むのは、いくら細くなったって言っても鼻からだっていってもつらかろうなとは思っていたのです。だって、たまにエノキ茸がひっかかっただけでも、あんな細いものでもうぇってなるじゃないですか。 けれど、トンネル内で耳がキーンってなった時みたいにごっくんってつばを飲み込むようにしてみたらすぐに違和感はなくなりました。その後は順調に食道、胃の内部へと進み、先生がひとつづつ説明して下さるのを聞いたり答えたりしていました。 ああ…1度だけ、検査の最中に胃の奥から胃の入り口を撮影するためにぐるぅぅっと胃の中で大回転させはったときにうぇっとなりましたが、すぐに収まりました。胃の中を上手に撮影するために水なんだか空気なんだかを入れはったりし、最後はそれを抜き、鼻カメラもしゅるしゅるっと抜かれて終了でした。 前回、最初から最後まで汚い話で申し訳ありませんがうぇーうぇーやってたのとは天と地ほどの差がありました。 経口とは画像のきれいさが違うらしいから…と主人なんかは申しておりましたが、確かに比べたら違うのかもしれませんが、鼻カメラでもものすごくきれいに胃の中の様子がわかりましたよ。 結果は、ずいぶん胃の上やら下やら真ん中やら(つまり全体なんですが)に出血の跡があり、胃潰瘍でしょうと。ただ、胃がんなどはないから安心して下さいという事でした。 治療の管が通らないから経口カメラよりはできることは少ないということなのでしょうが、「おそらく大丈夫でしょうが、安心を得るために一応一度診ておきましょうか?」なんて言われた患者さんの中に経口カメラへの恐怖感から胃カメラのみたくない!と思っている方がいらしたら、それはもう鼻カメラの出番です!体への負担が半端なく軽減されています。 私もその一人で、できるだけ避けて通ってきましたが、今度からは万が一受けろって言われても、それがストレス源になってさらに胃が痛くなるっていうことはなくなった気がします 長々とお付き合いくださってありがとうございました。 自分が覚えているうちに書かないと、最近物忘れが激しいので(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|