気に入ったインドネシア料理は、「ナシゴレン」
結論から先に言ってしまうと、インドネシア料理はタイ料理ほど好きになれなかったMizumizu+Mizumizu連れ合い。本当はワルンという大衆食堂に行ってみたかったのだが、なにぶん孤立した高級リゾート難民施設にいたので、町に出るのも面倒くさい。ワルンなら人気店でもナシゴレン(インドネシアのチャーハン)が100円ちょっとで食べられるということだったのだが、そのためにわざわざタクシーをチャーターしていくのもタルいし、そもそも日中は仕事もあるしで、結局ほとんどのランチはホテルのレストランですませた。野趣溢れる熱帯の植物群を越えて、海沿いのレストランへ。ロケーションは抜群。遠浅のせいか、波はかなり沖で砕ける。一瞬、ツナミ? とビビってしまったのはナイショ。これぞ南の島のリゾート♪ と、最初のうちはご満悦だったMizumizu。しかし、料理が運ばれてくると、突撃してくるハエの多さにヘキエキ・・・なんでこんなにハエだらけなわけよ。食料の管理がずさんなのかな。しかし、周囲を見回すと、ハエにイラついているゲストはどうやら我々ばかりなり。みなさん、なんで気にならんの?インドネシアでもっとも気に入った・・・というか、もっと率直に言うと、唯一気に入った料理、ナシゴレン。チキンを選んだのだが・・・シーフードのナシゴレンのほうが断然美味しかった。朝の食事はひどかったものの、このシーフードナシゴレンには大満足。ただし、値段はサービス料なしで1300円。量が多いので、2人でシェアしてちょうどぐらいだが、それにしても高い。こちらは連れ合いが期待して注文したミゴレン。こういう料理はタイでも大いに気に入っていたので、インドネシアでも同様かと思いきや・・・「冷えてのびたヤキソバ(しかも味にパンチなし)」としか・・・ しかもホテル料金でこれまた1300円。たけーよ。バイキングの店でもミゴレンはダメだったので、この2つだけで「ミゴレンはダメ」の烙印を押しました(インドネシアのみなさん、すいません)。別の日にカレー星人のMizumizuが頼んだインドネシア風カレー。薬膳カレーのような体によさそうな風味なのだが、これまたカレーなのにあまりスパイシーでなく、なんといってもジンジャーが強すぎる。なんでもショウガを入れるのは、バリの伝統なのだろうか。コーヒーにもジンジャー入りがあったし。ちなみにこちらのカレーも、1度で結構でございます。これは何かについていた付け合わせ。これまた体によさそうで、それなりに複雑な風味なのだが、これまたパンチがない。・・・と、ここでハタと気付いた。バリ島が日本人に早くから人気になったのは、もしかして食べ物の味付けが、タイ料理みたいに強烈でないせいなのかも。このぐらい優しい味なら、エスニックの苦手な日本人でもたぶん食べられると思う(気に入るかどうかはともかく)。しかし、タイ料理大好きカップルのMizumizu+Mizumizu連れ合いには、インドネシア料理は物足りないのだった。デザートはほとんど頼まなかったのだが、1度だけチョコレート風味のクレームブリュレを。サービス料なしで600円。ある日のランチ代は・・・サンペリグノ 75ml 65,000ルピアナシゴレン 130,000ルピアクレームブリュレ 60,000ルピア小計 255,000ルピアタックス 28,050 ルピア合計 308,550ルピア(日本円で3085円)焼き飯とプリンと水で3000円・・・やっぱ、物価高いわ、バリ。いくら5つ星のホテルとはいえ、東南アジアに来て、「東京のが安くてウマい」と思うとは、時代も変わったもの。あまりきれいでない海を見つめ、ああ、安ウマのタイが懐かしい・・・と嘆息するMizumizuだった。でも、コーヒーは最高。タイはなぜあんなにもコーヒーがまずいかったのだろう。インドネシアと違って、欧米列強の植民地にならなかったから?