UAEの首都アブダビからデューンドライブのできるドライバーつきのタクシーをチャーターした。タクシーといっても、もちろんRV。トヨタ製だった。ドライバーの運ちゃんいわく、「砂漠ではトヨタが一番。壊れなくていい」とのこと。さすがトヨタ。現場のプロの評価高し。
ただ、さすがに現地の金持ちはメルセデスのGクラスに乗っていたけど(笑)。
内陸へ40分ほど走ると、もうそこはすっかり、砂漠。
砂の丘の向こうにみえる緑は天然のオアシスではなく、わざわざ水をひいて緑化させているとか。
人の肌のようにも見える質感。日本にはないものだから、「砂漠」と聞いただけで憧れが掻き立てられる。一度は見てみたいと思う人は多いはず。
日が傾いてくると、砂がオレンジに染まり始めた。
デューンドライブを楽しんだあと。砂の上にできた轍。デューンドライブは非常に楽しかった。砂の丘を越えるとき、クルマが一瞬ふわっと宙に浮いたようになる。それから柔らかく着地。起伏のある砂漠のドライブはとてもスリリング。ドライバーの腕もよかった。
足元をみると、そこにあるのは風の存在証明「風紋」。美しいこと限りなし。
だが、やはり砂の支配する空間は埃っぽくてかなわない。短時間の見学なら感動もあるが、長時間滞在はできなさそう(ヒヨワなジャパニーズの結論)。とはいっても、一晩だけなら、砂漠のテント(はワイルドすぎるからテント式ホテルかな・笑?)で寝てみたいかな。砂埃であまり空はきれいに見えない、つまり「月の砂漠」は期待できないという話もあるが、どうなんだろう。
アフリカの観光地ではそうした砂漠滞在を売りにしてるところもある。次回砂漠に行くなら、中東以外のところにしたいのでアフリカは魅力的なのだが、UAEでは労働者の質が全体的にとても高かった。デューンドライブをしてくれたドライバーはパキスタン人だが、英語をきちんと話したし、態度もとても紳士的だった。ドバイのタクシーの運転手もアメリカやヨーロッパの一部のような「ガツガツした」卑しさがまったくなかった。だが、アフリカとなるとどうなんだろう。労働者の質が心配だな~。それと水道などのインフラも。