ヒース急死を受けて、ゴールドスークで中断してしまった、
ドバイ旅行記の追加ネタ。
ドバイにはゴールドスークと並んで有名なスパイススークがある。
実はMizumizuが行ったときは、スパイススークはほとんどお休みだった(月曜日)。ボチボチ開いている店もあったのだが、スパイスに関しては、あのド暑いドバイの路地に大きな籠や袋を出して、そこに大量のスパイスを入れて売っているのを見て、品質は大丈夫なのかい、と疑問をもった。「籠の下のほうにあるスパイスって、いつの?」とかね。スーク(市場)とは言っても観光客にエキゾチックな雰囲気を味わってもらうための場所で、実際の市民は冷房のきいたスーパーで買っているのではないか。
「スークでは値切らないと安くは買えない」「スーパーのが安い」という話も小耳にはさんだ。「市場」も観光客向けが地元民向けかで、おいているものや値段がずいぶん違うのは、万国共通ということか。
とはいっても、スパイス大好き人間としては、買わないワケにはいかない。
この写真はドバイではなく、アブダビのスーパーのスパイスコーナーで撮ったもの。現地に住んでる日本人の中年男性が、「写真なんか撮ったらダメだよ」などとお節介を焼いてきた。素直に信じないMizumizuは(だって、明らかにアジア人観光客が個人的に記念に撮ってるだけでしょ。ライバル店の視察でも、政治的な意図も何にもないのは、普通に見れば明らかだと思う)、店員さんに、「スパイスがたくさんあって、とても珍しい。記念に撮ってもいい?」と聞いてみた。当然、「もちろん」と快くOK。で、撮ったのがこの写真。
現地の値段がよくわからないので、おそるおそる(?)白コショウ、黒コショウ、コリアンダー、ココナッツ、シナモン、それにレンズ豆や白インゲンなど、それでもかなりたっぷり買った。いくらかな? 1500円ぐらいはいっちゃうかな? と心配していたら、ナントナント、日本円で300円!!?? 驚いたのなんの。タダみたいなもんじゃないの。
そのときは、あまり買っても使い切れないと思ったのだが、日本に帰ってきてから、もっと買っておけばよかったと激しく後悔。
で、品質のほうは、というと、まあ、日本のスパイスのほうが形はいいと思う。あちらで買ったシナモンは、ほんと「木の皮」という感じで、清潔さにやや不安があった(笑)。白コショウといいながら、明らかに白コショウでないものも混ざっていた。
だが、風味は断然高い。コショウなどは日本で売ってるものより、明らかに刺激が強かったし、シナモンも強烈な甘い香りがした。レンズ豆なんて、日本ではえらく高いから、あれだけでももっと買えばよかった・・・ と、今でも後悔は続いているのだった。