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カテゴリ:Travel(日本)
早春、3月、松本。
連休を利用してクルマで行ってきた。東京から長野県の松本までは200キロ以上ある。100キロ以内だと高速料金が休日割引で半額になるので、途中山梨(つまり東京から100キロ以内にある料金所)でいったん高速を降りて、またしばらくしてから高速にのるという、我ながらあまりにビンボーくさい知恵を働かせてみた。おかげで、高速料金はかなり安くすんだ(えっへん)。 松本城のあたりは、電柱を埋めているせいか、街の風景がとてもスッキリと落ち着いて見える。この街独特のゆったりとした風格が気に入っている。 白壁の蔵など見て歩き、 以前来てたまたま入り、すっかりファンになってしまった「時代遅れの洋食屋 おきな堂」へ行ってみた。 2000円食べると駐車券1時間分がもらえる… ちょ、ちょっとハードル高くないですか、田舎なのに。 西銀座駐車場なんて、東京のド真ん中で2000円で2時間だぞ。 前回たまたま食べて細かい衣サクサクのカツカレーが気に入った。今回もそれにしようかどうしようか迷ったのだが、「チキンを揚げたばんからカレーが人気メニュー」とウエイトレスのお姉さんが言うので、今回はそちらにしてみた。 カレーソースは20種類のスパイスを使ったものだとか。ちょっと好き嫌いが分かれる味かもしれないが、カレー好きのMizumizuにとっては花マルのお味。ご飯の多さにびっくり。それとチキンのボリュームにも。 ただ、個人的には「ばんから」より「ヒレカツカレー」のがお奨めかな。 こちらは手打ちパスタのカルボナーラ。パスタはもちもちではなく、薄めで歯ごたえのあるタイプ。このカルボナーラも十分花マル。日本のベーコンって燻製してないマガイモノが多いが、ここのベーコンはちゃんとイタリアのパンチェッタの味がした。 パンまでついて、あとでソースをつけて食べられるところが、気取りがなくていい。こちらもすごいボリューム。 どちらの味も十分満足できる。カレーも生パスタも旨い店なんて、東京でもなかなかない。こんな洋食屋が近所にあったらいいなぁ。松本市民がうらやましい。 ここのお昼はちょっと遅くて、ひととおり料理が揃うのが11時半ぐらいからだとか。その時間を目指してなのか、どんどんお客さんが入ってきて、お昼前には1階は満席になった。 プリンもお奨めだというので注文。 かなりのものです、このプリンも。ちょっとのった生クリームもとても美味しい。いやぁ~、これだけハズレがないなんて、凄いワ、おきな堂。 コーヒーについてくる一口サイズのシナモンクッキーも気に入って、お土産に一袋買ってしまった。シナモンが煙ってくるように強く、硬い口当たりがドイツ風のクッキー。自宅でもエスプレッソ1杯に1つ、楽しんでいる。 ポークステーキも人気だとか。 夜も来ちゃおうかなと思い、会計のときに聞いてみた。 「夜もやってますか?」 「はい」 「今日は何時まで?」 「今日は祝日なので早くて… 午後6時がラストオーダーです」 はっ…? ご、午後6時にらすとおおだあ? それで夜やってると言えるのか?? 洋食屋なのに?? 松本市民の祝日の夕飯はそんなに早いのか? あ~、びっくりした。 東京ではありえません。 ちなみに平日は午後8時半がラストオーダーだとか。それも食事を出す店としては、かなり早いと思うけど。 それでやっていけるのだから、それにこしたことはないよね。 お昼のあの賑わいを見ても、無理に夜遅くまでやる必要もないんでしょう。そもそも松本って街は、そのほかの店の店じまいもやたらと早い。午後6時には、観光の中心地がゴーストタウンと化す(というのはオーバーか)。 なんつー、健康的な街やねん。東京人はついていけんわ(←どこの方言だよ)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.24 04:02:03
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