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カテゴリ:Essay
あまり「お取り寄せ」はしないのだが、どうしても「この店でなくては」というのもあって、そういうモノは、わざわざ送ってもらっている。
なんといってもこれでなくちゃというのは… 醤油! 関東の醤油は水っぽいのに、やたらとしょっぱい。Mizumizuのお気に入りは九州の井手醤油(福岡県久留米市合川町1346、電話:0942-43-5725)。ネットで検索しても出てこないぐらい小さな醸醤家。 ここの醤油、東京在住の友人に何人か紹介したことがあるが、皆絶賛する。関東圏の醤油より甘く、でもコクがあり、見た目もトロリとしている。色のわりには味が上品なので、煮物などを作ると色が濃くなりすぎるきらいはあるが、味は絶品。 ホームパーティで、この醤油を使った料理を出して、「美味しいからレシピ教えて」と言われて教えたのだが、後日「同じようにできない」と報告があった。醤油が違うから作り方が同じでもダメなんだろうな、と実感した。 九州の醤油って、みんなこんなに美味しいのかな? それとも井手醤油が突出してるんだろうか? 東京では千葉あたりにある大手の醤油メーカーがシェアを独占している感があり、九州の醤油は入手しにくい。他の九州の美味しいといわれる醸醤家のものと比較したいと思いつつ、ハズれたら面倒そうで、今のところ井手醤油一本。 ずっと作り続けて欲しい味だ。 そして、すし酢。 すし酢も気に入ったものがなかなか見つからず、苦労した。普通の酢に調味料を入れて自分で作っても、あまりうまくできない。 よく売ってる市販品は、あくどい気がして、好きになれない。 だが、和歌山のこの「寿しの酢」は文句なし。置いてる店はなかなかないのだが、ここらあたりでは、スーパーの成城石井が扱っている。 「那智勝浦町」丸正酢 寿しの酢 300ml こちらは、オマケ 近所のセブンイレブンでたまたま買って気に入った、山口県産の温州みかんを使ったみかんジュース。 ラベルにあったメーカーは「日本果実工業」。 温州みかんを使ったジュースは大手メーカーも出しているが、ハッキリ言って味ではこのメーカーがダントツ。みかんの濃度がたおやかに濃く、それでいて味がやわらかい。オレンジでは出ない、日本のみかん独特の甘さもある。 でもってよくよく見たらこの日本果実工業、なんと高校卒業まで住んでいた山口県の会社だった。所在地は仁保とある。 仁保に会社なんて、あったんか! と、普通の人が聞いたらサベツ発言にしか思えないような台詞を1人吐くMizumizu。 だってさ~、仁保っていったら、田舎中の田舎よ。インテルサットしかないかと思っていたワ(←わかる人が何人いるのかな~。このジョーク)。 ちなみに「じんほ」じゃなくて、「にほ」ね、読み方。 しかし、仁保で作ってるみかんジュースを、「瀬戸内」と言われると… Mizumizuの記憶によれば、山口市内から仁保に向かうディーゼル列車も、仁保に近づくにつれ、あまりに線路の勾配が急でスピードを落とす。そのくらい山の中だと思うんだけど。 仁保駅のある山口線は電化されていない。「電車」じゃなくて「汽車」なのだ。 「汽車」というと東京の人間は、 「汽車だって~」 「いつの時代の話ぃ~?」 と、まず100%笑うけど… 今の話です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.10 15:48:18
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