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パレファンと聞けば試さずにはいられないMizumizu。
チョコレートの名店、ジャン=ポール・エヴァンで「パレファンロン」を衝動買い。 キャラメルサレ(塩をアクセントに使ったキャラメル味)とノワール(ブラック)。 ご丁寧にも、蓋の折り返しに磁石がついたこんな箱に、ブランドネームの入った銀色のタグつきゴム紐を巻いてくれる。 箱は筆箱として再利用可能(笑)。ポールペン収納にピッタリ(再笑)。 で、食べた感想はといえば・・・ これで1500バーツ(←バーツ? 日本だよ)は高いわね。 どちらもごくごく平凡な味に思える。特にノワールは、カカオ76%の「素材が命」のチョコレートなのだから、もっと個性的な風味のある、最上級かつ稀少なカカオを使うべき。このノワールは、まったく冒険をしていないカカオ豆。 塩キャラメルは、たぶん個人的に「苦味のない」キャラメル風味が好きでないというのも災いしたかもしれない。塩をアクセントに使ったチョコレートは基本的に好きなのだが、ひらすら甘いキャラメルに塩をまぶしても、お互いが引き立たない。このカップリングには、まったく「萌えません」。 チョコレートというのは、そもそも官能的なスイーツ。素材もそれほどでもなく(そりゃま、一応高級ブランドだから「厳選したカカオ豆」を使ってはいるのだろうけど)、組み合わせの妙もなく、値段だけ高いのではリピートは、ない。 多少丸みがあるせいか、つまり厚みが均一でないせいか、この薄さにしては口どけが長い。だが、それも好みからはずれていた。パレファンは舌にのせたとたんに、はかなく溶けてしまうのがいいのだ。「あっ」と思ったときには、もう固形物がない。甘さと苦さと、そしてカカオによっては少しの酸味が口いっぱに広がり、広がったかと思うと次の瞬間には過ぎ去っている。それがパレファンのもつ官能性だと思う。そのためには、極限まで薄いのがいい。どれほど薄くできるかに、職人のテクニックがかかっているともいえる。 同じエヴァンなら、パレ・デテのほうがずっと凝っている。 あるいは、ピエール・マルコリーニのあまり薄くない、四角形のパレファン。かなりタイプは違うが、官能性という意味では、このパレファンが一番。食べることで想像力を刺激してくれる。 なんだか、フランスの食の有名ブランド、あっちの店もこっちの店も、どんどん味が落ちてる気がする。単にこちらが慣れてしまっただけなのか・・・ しかし、このジャン=ポール・エヴァン、本社は広島市中区にあるらしい。Mizumizuの会社がお世話になってる税理士事務所の近く。一体どうして地方都市に本社があるのか、ちょっと不思議な気がした。 もっともこのブログの読者の方も、東京在住のMizumizuの会社の税理士事務所が、なぜ広島にあるのか疑問に思うかもしれない。 ネットが発達したおかげで、今は距離的に近くなくても仕事ができる。こうした仕事形態を嫌がる人も多いが、Mizumizuは基本的には、「顔合わせ」にはこだわらない。仕事はあくまで成果物、つまりは出してきてくれる結果で判断すればいいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.04 04:01:29
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