オランダ坂の近くにも、小さなべっ甲店が並んでいる通りがあった。そのうちの1軒、「観海べっ甲店」に入る。
職人のご主人と奥様の2人で切り盛りしている小さなお店。「甲」に比べると手ごろなデイリーユーズのアクセサリーも多い。
入ったとたんに、べっ甲についてのレクチャーが始まり、お茶まで出てきて、またも何か買わないと出にくい雰囲気に(笑)。数千円レベルで買えて気軽に使えるアクセサリーが欲しかったのでちょうどよかったのだが。
こちらがMizumizuお買い上げのチョーカー風ペンダント。表面が少し曇っていたような気がしたのでそう言ったら、すぐに磨いてくれた。
ご主人の作業風景。こういうふうにショップで職人の仕事が見られる店は他にもあり、チェンマイの銀細工の店を思い出した。
べっ甲はワシントン条約で輸出入が禁じられているから、こうした風景も徐々に消えていかざるを得ない。
店内の様子。「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、快くOKしてくれた。長崎の店では、不愉快になるということがない。どこも客扱いがとても丁寧だ。ここまでどの店に入っても感じがよい街もめずらしいのではないか。