昨日の東京は砂塵の街と化した。気温が突然25度を超え、強風が吹き荒れて、舞い上がった土埃で視界が悪化。街全体が汚れた雲のなかに入ってしまったかのような異様な天気だった。外出する気にもならず、家へ閉じこもり、窓の外の灰色の景色を陰鬱な気分で眺めていた。
黄砂かと思いきや、乾燥した空気中に細かいちりが浮遊する「煙霧」という現象だったという。
明けて3月11日。一転して気温は10度以上さがり、冬の関東に特徴的なすっきりとした青空が広がった。
乾いた冷たい風に揺れる樹木ごしに、高い空を見上げる。今日は3月11日。2011年の東日本大震災から2年がたった。
震災後、そして1年後の3.11にも、Mizumizuはここで仙台のあるショップを紹介した。今年もそうしようと思う。
仙台の「
カレーのにしきや」
震災前には、安くておいしい「伊達鶏キーマカレー」を贔屓にしていて、当ブログでも何度か紹介していたのだが、割安感のあるこの商品は震災後しばらくしてなくなってしまった。
そのかわり、「鶏キーマカレー」という商品ができた。
カラメルソースの甘みがきいてます♪にしきや鶏キーマカレー
正直に言うと、以前の「伊達鶏」のほうが、コクがあって上品な味だったような気もする。
にしきやは震災後は、高級レトルトカレーに力を入れ始めたようで、「この値段を出すなら、レストランに行ったほうがいいのでは?」というような高価な商品が増えてきた。
世界各地のカレーの味が楽しめる専門レストランがひしめきあっている東京に住んでいるMizumizuは、レトルトにそこまで本格的な味は求めない。だから、にしきやの高級レトルトカレー路線には、さほど魅力を感じなくなってしまったのだが、変わらずに贔屓している商品もある。
ぜいたくに素材を味わう♪北海道コーンの濃厚スープにしきやコーンポタージュ5食入
これなら値段もリーズナブルで、手軽にコーンの自然な甘さたっぷりのポタージュスープが味わえるから、自信をもってお奨めできる。
Mizumizuがときおり紹介する楽天ショップの商品のなかでも、抜群の人気を誇る「にしきや」。震災後、工場が被害を受けたとかで、たびたび品切れになりながらもビジネスを続け、新しい境地を開拓している企業だ。
「レトルトを超えたレトルト」という企業目標は、食べたことのある身としても頷ける。
あくまでもいちファンとしてのご紹介。興味のある向きはお試しあれ。