このところ休みは九州で過ごすことが多いMizumizu。だが、この10月の3連休の2日目・3日目は、急に思い立って、久々に信州へ足を伸ばしてみることにした。
旅のパートナーは今回は母と弟。連れ合いと出かけるなら、ほぼ100%自宅から自家用車で行くところだが、今回は体力面も考えて、鉄道+レンタカーで行くことにした。長野にクルマで出かけると、行きはともかく、帰りはまず間違いなく高速で大いなる渋滞に巻き込まれるからだ。
なにしろ数日前に天気予報を見て、信州方面は連休中晴れそうだというだけで思い立った旅。行き先も、まだ行ったことのない蓼科から、だいたい勝手のわかっている松本まで、ヴィーナスラインを通って行ってみようとほとんど思いつきで決めた。
レール&レンタカーで、なんとか蓼科高原の入り口「茅野(ちの)」での駅レンタカーの予約は取れた(これが連休の前々日)。松本で乗り捨てることにする。ネットで調べた限り、乗り捨て可能で、追加料金もナシだった。
次は列車の指定席が欲しいとみどりの窓口へ行くものの(これが前日)、指定は朝の9時台までいっぱいだという。
仕方ない。新宿駅に早めに行って、7時発のスーパーあずさ自由席に座ろう…ということになった。
しかし、どのくらい「早め」に行ったらいいのだろう? 始発だし、案外直前でも大丈夫だろうか?
ということで、ネットで検索したところ、休日のスーパーあずさ松本行きは非常に混む、新宿から立って乗ってくる人も多数いる…という情報をゲットした。
7時発だから、いくらなんでも6時ちょっと過ぎなら大丈夫だろうと早起きして、自宅を出て、新宿駅のホームに着いたのが6時10分ぐらい。「早すぎるかな?」「ホームはガラガラかな?」と思いきや、すでに待っている人がいた。
自由席車両の列に並ぶ。前に数人いるものの、これなら座れると安堵して、順番にホームのベンチに座ったりして「スーパーあずさ」が入ってくるのを待った。
徐々に人が並び始める。それでも6時20分あたりまでは、行列はそうでもなかったのだ(下写真左)。ところが「30分前に行って並ぼう」と考える人が多いのか、25分あたりから急に人が押し寄せ始めた(下写真中央)。連休中日だから、連休初日よりは人出は少ないハズだが、それでも、始発の松本行スーパーあずさがホームに入ってくるころには、もはや一番後ろがどこなのかわからないくらいの行列になった。
「新宿から立って行く人」も確かに多かった。下の写真右は、荷物を置こうとしている人が立っているのではない。座席に座れないから立っているのだ。いったん座ったら、もう車内の通路には人がいっぱいでトイレにも行けないほど。中高年どころか、初老の、山好きと思しき方々も立っている。
山梨あたりで降りる人も多いので、早めに来てホームで立つより、ぎりぎりに来て車内通路に立っていても、さほど立つ時間は変わらないということか。それにしても、すごい。
事前にネットで情報を探しておいてよかった。ここまで始発が混むとは。というか、そもそも山歩きが目的の人も多く乗る電車で、休日始発が7時というのが遅い気がする。
連休中日からの1泊旅行。しょっぱなからこんなに人、人、人… 蓼科高原やヴィーナスラインはどんなことになっているのだろう? 秋の早朝だというのに人いきれの窮屈な自由席車両で、やや心配になるMizumizuだった。