旅先でその土地の素材を活かしたポーチを買うのが好きなMizumizuだが、身近な人に裁縫上手がいて、手作りのポーチも作っていただいている。身近といっても、Mizumizu母とその友人。つまりかなり上の世代だ。同級生や自分の友人には裁縫が上手な人はほとんどいない。いても、ほぼプロなので、「自分の商売の宣伝」はしてくるが、気軽に「作ってくれる?」「作ってあげるよ」とはならない。
Mizumizu母の友人世代になると、不思議なほど手先が器用な人が多い。育った時代もあるだろう。自分で縫物ができる人は、今の時代、売られているファブリックグッズの粗雑なつくりにむしろ驚くことも多い。Mizumizu母もその部類だ。
こちらはMizumizu母の手作りポーチ。紺のかすりの字模様に鮮烈に赤い花のデザインが秀逸。花びらの外側にぷっくりと量感があるのも気に入っている。カタチも上が半円形で変わっているし、中身も取り出しやすい。手縫いの針目もとても細かい。だいぶ愛用して長いので、ところどころすれてきた(笑)。
あまり大きくないので、カバンに入れて持ち歩くのにも便利だし、底マチもしっかり。
これで置いたときの安定感も出るし、収納力もアップする。このポーチの魅力はやはり、置いたときのかわいらしさ。安定感があるのも、この底マチのおかげ。
こちらはMizumizu母の友人が作ってくださった底マチばっちりのポーチ。かなり大きめなので、普段の持ち歩きにはあまり使わないが、そのかわり、部屋においておいて、薬や化粧品類を入れ、自分が仕事部屋から寝室へ移動するときは、これをひょいっと持っていく。非常に便利。収納力がとても高い。
ファスナーもぐるりなので、底マチのないただの長方形のポーチのように「デッドスペース」ができない。だから、中のものが全部見渡せて、取り出すときも端に引っかかるなんてこともない。旅行先でもとても重宝する。いろいろなものをまとめて入れて洗面台の脇やサイドテーブルに置いておけば、「あれはどこだっけ?」とゴソゴソ捜しまわらずにすむ。
ベトナムでポーチを見ているとき、店員さんが「このポーチは裏もしっかり(違う布で)ついていて」とかアピールしていたが、ハッキリ言って、日本ではそれは当たり前。
十分すぎるほどある底マチ。この思い切った大きさが使い勝手のよさになっている。マチをたっぷり取っても布だから嵩張らない。使わないときは、たたんでしまっておける。
ちなみにMizumizuは…
裁縫ほど苦手なものはない。編み物もまったくダメ。唯一まあまあ好きで、できたと言える手芸は刺繍だろうか。女性が裁縫できないと困った時代に生まれなくてよかった。