|
カテゴリ:Recipe
まがい物ではないチョコレートは好きだが、白砂糖の甘さが苦手なMizumizu連れ合いのために考案した、自家製チョコレートブラウニー。
ローストくるみをタップリ入れて、スクエアにカット。甘くない生クリームを添えていただく。 このチョコレートブラウニー、白砂糖のかわりにてんさい糖を使い、その他の材料は、ほぼ近所の「TOMIZ(富澤商店)」で調達している。 使うチョコレートはカカオ分70%の製菓用。一度カカオ70%の板チョコを使って作ったら、完全に板チョコ感満載で美味しくなかった。以来、板チョコは使わず必ず製菓用のチョコレートを買うようにしている。 富澤で買うのは、だいたい以下の2つ。 チョコレートのコクで言えば、断然左のヴァローナ フェーブ グアナラに軍配。長く余韻が舌に残る。ただし、値段は高め。リオアリバは、一瞬の苦味とフルーティな爽やかさが特徴。 製菓用のチョコレートは成城石井や紀ノ国屋などで購入することもある。それぞれに個性があって楽しめる。だいたいカカオ分が70%かそれに近いチョコレートを選んでいるが、だいぶ作り慣れてきたので、今度はカカオマス(100%カカオ)を買って、自分でブレントしてみようかとも考えているところ。さらにビターになると期待もある。 カカオマス「だけ」で作ろうとしたこともあるが、粉がうまく混ざらず失敗した。 小麦粉は最初、富澤の「ドルチェ」という商品名の、国産小麦100%の薄力粉を使っていたが、「エクリチュール」というフランス産の小麦の薄力粉にしてみたら、Mizumizu的にはこちらのほうが気に入った。「振るって入れてしまうんだから、薄力粉なんてどれでも変わらないのでは?」とも思ったが、案外食感が違うのだ。「ドルチェ」のほうが、しっとりとキメ細かな感じになる。「エクリチュール」のほうが小麦粉のホロホロした主張が強い。 無塩バターは、今のところスーパーで適当に買ったものを使用。今後はカルピスバターやエシレバターなど使って作ってみてもいいかな、と思っているが、コストがね… で、道具。 チョコレートブラウニー作りを簡単にする、「三種の神器」がMizumizuにはある。 まずは、大き目の耐熱容器。 ご覧のように、広さは23センチ弱、高さは12センチ弱だ。コレ、電子レンジでのお米料理用に、大昔買ったのだが、長らく無用の長物と化していた。だが、チョコレートブラウニー作りには大活躍。 パスタ鍋の上に置いてチョコの湯煎に使ったあと、材料を全部この中にぶち込んで混ぜれば、周りに粉が飛び散ったりすることもなく、素早く簡単にできる。 三種の神器、その2は、これまた大昔にドイツで買った6本脚の泡だて器。 多分、買ったときは、すっきりしたデザイン性に惹かれたのだろうと思う。ただ、「泡立て」器としては実に役立たず。脚の数が少ないから、スカスカで、こんなので泡立てようとしたら日が暮れてしまう。いつの間にか、米とぎとして使うだけになっていたが、チョコレートブラウニー作りには重宝する。材料が、実にうまく、さっくりと混ざってくれる。 三種の神器、その3は裏こし器。 右に写ってる紅茶こしもちょっと使うのだが、基本は左の裏ごし器で小麦粉とココアパウダーを振るい入れるのに使ったあとは、ブラウニーを焼く「型」としても使っている。 以前は円い底が取り外せるケーキ用の型を持っていたが、汚れてきたので捨ててしまったのだ。新たに買うほどケーキを作らないので、この裏ごし器にクッキングペーパーを敷いて代用してみたら、問題なく焼けた。ただ、形は(当然)真ん円にならない。 と、お道具紹介が終わったところで、レシピ。 材料 1)薄力粉10gとカカオパウダー40gを合わせておく 2)製菓用カカオ70%チョコレート150g 3)アーモンドパウダー 50g 4)無塩バター 100g 5)てんさい糖 90g(これはかなり控えめ。甘さのインパクトが欲しいなら120g位まで増量可能) 6)卵2個 7)ローストくるみ(富澤で入手可能)60g 8)生クリーム(お好みで添えるため) 作り方 パスタ鍋に水を張って沸騰させ… 沸騰したら火を止めて、耐熱容器を上にのせ… チョコレートを投入。 すぐに溶けだして… 数十分置けばこんな感じに。 チョコレートを湯煎している間に、てんさい糖をボールに入れておき、 バターを適当な容器に入れて電子レンジで1分弱あたため… こんな感じになったら、ボールのてんさい糖と合わせて… バターが完全に溶けて、てんさい糖としっかり混ざるまで、混ぜる(ここで6本脚泡だて器が活躍)。 次に卵を1個ずつ投入して混ぜる。 2個一緒に入れずに、1つずつ混ぜるのがポイント。 混ざったら、耐熱容器(湯煎チョコレートの入った)に投入して、よく混ぜる。 次に、(耐熱容器の材料の中に)アーモンドパウダーを投入してよく混ぜる。 それから、(耐熱容器の材料の中に)小麦粉+ココアパウダーを裏ごし器で振るいながら入れる(最後に残った粉を紅茶こしに移して振るうとアッという間)。入れたら、全体を混ぜ合わせる。少し粉っぽさが残る程度でOK。 ローストくるみを粗く刻み、 耐熱容器の材料の中に投入して、さっくり混ぜる。 これで生地ができたので、型に流し込む。 Mizumizuは裏ごし器を洗って拭いて、型として代用。 クッキングペーパーを敷いて… 材料を流し込み、表面をならして、型ごと台にトントン落として空気を抜く(まぁ、あまり抜けないが、気にしない)。 ↑ これを160度に熱したオーブンに入れて、40分焼く。 焼きあがったら、型はそのままで外に出して、冷やす。 できたてが美味しい…というものでもないのが、チョコレートブラウニー。特に焼きたてだと、割れやすいので注意。 完全に冷えたら、ラップをかけて… 冷蔵庫で一晩冷やしてから、いただく。 1日目は、かなりホロホロ感が強く、2日目、3日目と置くほどにしっかりと生地が締まって、チョコレート感が強くなる。保存はずっと、ラップして冷蔵庫で。 Mizumizuは3日目ぐらいの状態が好きだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.05.31 01:29:55
[Recipe] カテゴリの最新記事
|