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カテゴリ:Essay
恐れていたことが、ますます現実に近づいているような気がします。 世界中の人々が新型コロナ感染症で苦しんでいます。日本でも多くの人が苦しんでいて、これまでみんなで自粛しながら頑張ってきました。でもなかなか患者さんの数が減ってきません。多分それは日本という国が自由で、それぞれの判断に任されているからだと思います。 そして、いよいよ歯止めが効かなくなって感染爆発(オーバーシュート)の可能性が出てきました。自由は日本のいいところだと思っていますが、このままでは自粛どころではなく、都市閉鎖(ロックダウン)やら、本当に窮屈になってしまうこともないとは言えません。 今から6週間、皆さんが誰からもうつされないように頑張れば、東京は大きく変わります。 もちろん、みんなで頑張ってみても、すでに起きているクラスターからは患者さんが出現するでしょうし、外国からだけではなく、東京に持ち込まれてくる可能性はあります。でもそれに対応する方法はあります。 だから東京都内で、近くの人や人混みで移されないようにしさえすれば、東京は大きく変わり、窮屈な自粛から解放されることになります。たった6週間です。誰からもうつされないように頑張りましょう。 これは東京都医師会尾崎会長のこちらのメッセージから一部抜粋したものだ。迫りくる医療崩壊に対する危機感、なんとしてもそれを防ぎたいという強い責任感が伝わってくる。 ところが、この時期にあっての一部の日本の医師・研修医のふるまいには驚きや呆れを通り越して、もはやボーゼンとするばかりだ。 それでは、日本発:三大バカ医師・研修医軍団による、信じがたい「愚行」を見てみよう。 京大病院 医師や研修医116人の自由すぎるオフタイム 2020年4月8日 京都大学医学部附属病院の医師や研修医など合わせて116人が、新型コロナウイルスの感染対策として病院が自粛を求めている会食や国内旅行を行っていたなどとして、これまでに自宅待機を命じられていたことがわかりました。(ソースはこちら) 116人も自宅待機ですと? この時期に会食や旅行ですと?? Mizumizuは感染者が非常に少ない県にいるが、それでも専門家会議による「瀬戸際」発言からずっと、外食も控え、国内旅行どころか県内の観光客が集まる施設も避けている。ほとんど引きこもりだ。あ~、せめて県内旅行、日帰りでいいからしたいよ、まったく。 だが、こんなことで驚くのはまだ早かったのだ。 慶応病院の研修医たちによる、小ズルすぎる懇親会での羽目外し 慶応病院(慶應義塾大学病院)の研修医による懇親会での新型コロナウイルス集団感染。この懇親会の場で、研修医たちがキスなどの濃厚接触を繰り返したり、会の開催について口止めしていたことがわかった。 研修医40人が参加した「お疲れ様会」なる懇親会が、都内のダイニングバーで開かれたのは、3月26日。前日には、小池百合子都知事が緊急会見し、外出自粛を呼びかけ、当日には、慶応病院でも入院中の患者4名の陽性が確認されていた。この日、予定されていた初期臨床研修医の修了式は中止となっていたが、研修医たちは懇親会の開催に踏み切ったという。 ただ、幹事は、会の真っただ中の21時54分に、こんなLINEを送り、“口止め”していた。 〈今回ですが、慶應でコロナインシデントがあったため ・SNSへのアップをしない ・医療従事者であることを言わない ・手指衛生をする でお願いいたします〉 (ソースはこちら。) コロナインシデントだって…(苦笑)。西欧では1日に何百人と亡くなっているというのに、そしてその数字に限りなく近づいていっているというのに、自分たちにはカンケーないと思っているのだろうか? どういう選民思想なのか、はたまた想像力の欠如か、もはや理解不能だ。 「医療従事者であることを言わない」って口止めをしてるってことは、ヤバイことをしている自覚はあったということだ。バレなきゃイイでしょって、その小ズルさが気色悪い。 これらはまあ、研修医だから、まだ若さゆえのバカさだと言えばそうかもしれない。しかし、行く場所が多少お高くなるだけで、バカはやっぱり少し大人になってもバカらしい。 金沢の精神科医が、岐阜まで行ってナイトクラブ利用で感染 石川県や岡部病院によると、30歳代の男性医師は3月26日に勉強会で岐阜市を訪れ、同日夜にナイトクラブを利用。県内に戻った後、3月27日と30日~4月3日に病院で勤務した。4日に岐阜市から連絡を受けて同席者の感染を知り、7日に検査したところ、陽性と判明した。 男性医師は気管支炎で軽症だが、ほかの医師2人は38度台の発熱があり、入院患者の女性は肺炎と診断されて中等症だという。女性は治療のため、8日に別の医療機関に搬送された。 感染の判明を受け、同病院は8日から、全ての外来診療とデイケア、訪問看護を中止。また、感染した医師らと食事などをともにした50歳代の女性医師と、60歳代の男性医師の2人を自宅待機とした。同病院では、医師9人を含む計約250人の職員と約280人の入院患者について、発症した医師との接触歴などの調査を進めているが、現時点で病院再開のめどは立っていないという。(ソースはこちら) クラブに行って感染し、最も起こしてはいけない院内感染を引き起こすって… 言葉もない。 これら三大バカに加えて、今夜富山から飛び込んできたニュース この時期に16人も集まって送迎会の愚 県が会見で感染を発表したのは、県立中央病院麻酔科の医師で富山市に住む60代の男性です。 男性医師は、今月5日の勤務後に発熱したため、それ以降は自宅待機していました。 そして9日、熱が下がらないため県立中央病院に入院し、検査の結果、陽性と分かりました。 男性医師は先月27日、所属する麻酔科の医師15人と看護師1人の合わせて16人で送別会を行いました。 濃厚接触者はこの16人を含む25人で、送別会出席の医師1人が9日夕方から発熱し、自宅待機しています。 県立中央病院は、一般の外来は10日から1週間取りやめます。(ソースはこちら) この時期に送別会? 16人も集まって?? なぜ「やめておかないか」と言う人が一人もいなかったのだろう。これが日本人の「同調圧力」ってやつですか? 富山では市民病院でも看護師に感染者が出て、外来診療を10日休止になってしまった。ある意味、これはすでに医療崩壊だ。 <次のエントリーに続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.10 01:14:48
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