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カテゴリ:猫
<こちらのエントリーから続く> 子育て中のチャー子の不妊手術を決意し、決行した日のこと―― ウエットフードにがっついているチャー子の後ろに回り込み、すばやく抱き上げ、キャリーケースに入れる――つもりで、チャー子を抱き上げると! 抱き上げられたチャー子の首が、まるでろくろ首のようにぐっとのびて、フクロウみたいに顔が真後ろに向いた!…わけはないのだが、そんなふうに思うほど、思いっきり首をこちらに振り向かせ、般若の形相でチャー子がMizumizuの手を―― ガブリッ! 毎回親切にご飯を出しているから、それなりに感謝してくれてるだろう、信頼関係もできてるかな?…なんてのは、こちらの勝手な思い込み。小さな体躯の猫にしてみれば、突然クレーンで宙づりにされた、ぐらいの恐怖感だったのだろう。 軍手をしていたが、そんなものは役に立たず、歯がかなり深く食い込んだのが分かる。イテテ! 思わず手を離したところでチャー子が猛ダッシュで逃げていき、あえなく作戦は失敗した。 獣医師に顛末を話すと一応、かかりつけ医で抗生剤をもらうようにとのことだったので、翌日、けっこう腫れた手を医師に見せて薬をもらった。幸い、噛まれた怪我は順調に治った。 反省したMizumizu。やはり、捕獲機を借りることにした。 だがしかし、捕獲機をしかければやすやすと入ってくれるほど猫はお人よしではない(うん、ヒトじゃなくて、ネコだから。あはっ!)。それにチャー子以外にも、チャー子の旦那のボス猫「まる」、それにチャー子の子どものサビーヌと茶太郎も、ごはんごはんと寄ってくる。 そこで一計。 捕獲機のストッパーをかけて、捕獲機にはあえて猫の好きな「おいしいモノ」を入れることにした。捕獲機に対する警戒心をといてもらおうというわけだ。やってみると効果絶大だったのが、やはりと言うべきか、ちゅ~る。 特に無邪気な性格の茶太郎が、率先して捕獲機に入り、ちゅ~るをたいらげる。何度か繰り返すうち、あろうことか、Mizumizuの姿を見ると、どこからか突然現れ、みずから捕獲機に入って「はやく、ねぇはやく、あのおいしいやつ」とキラキラした目線で催促するようになった。 無邪気な茶太郎とは対照的に、百戦錬磨のボス猫「まる」は遠巻きにして観察しているだけで、自分は入ろうとしない。チャー子は入るには入るのだが、チャー子が入るとすぐサビーヌや茶太郎もついて入ってしまう。 ダメじゃん、これじゃ… ほとほと困り果てるMizumizu。 しかし、ここは粘るしかない。 粘っていたら、ようやくチャンスがきた。チャー子だけが現れ、子どもや旦那の姿は周囲にない。さっそく、おいしいモノを捕獲機に入れ、さりげなく姿を消すMizumizu。隠れて見ていると、チャー子のやつ、警戒心ゼロで捕獲機に入り、がっついている。 そっと忍び寄るMizumizu。後ろを振り向きもせずにがっつき続けるチャー子。 よし! 捕獲機のストッパーをはずして、手動でドアを落とすMizumizu。 できるだけ音がしないようにしたつもりだが、さすがに気づいて振り向くチャー子。 そして、閉じ込められたと分かると、火炎放射器のような顔(どんな顔や?)になってシャーシャーと威嚇し、猛然と暴れ出した。 さっそく布をかぶせて落ち着かせにかかるMizumizu。たいていの猫は布をしっかり被せると、おとなしくなる。まぁ、程度は猫によるが。 やっとこさ捕獲に成功! けっこう長い道のりだったぜ。 即日の手術に応じてくれる獣医師さんに電話。手術OKということで、車でチャー子を運ぶ。恐怖と不安で大騒ぎするチャー子。 ごめんよ~、でも手術したら大手を振って地域猫としてご飯もあげられるし、捕まっても「殺処分」されることはなくなるからね。 <次のエントリー(こちら)に続く> Mizumizu主宰の地域猫の会は、広く寄付(お金ではなく、猫のフード)を募っております。完全匿名で贈ることができます。皆様のあたたかい善意をお待ちしております。 地域猫にご飯を贈る 地域猫にたっぷりご飯を贈る ↓こちらはかぎしっぽの会のアフィリエイト。ここから買い物をすれば、売り上げ金の一部が寄付されるので、買い手に金銭的な負担は生じません。 ネットショッピングをして地域猫活動(TNR活動)を応援する お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.14 23:18:29
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